« 土曜授業の成果はあるともいえるしないともいえる?! | トップページ | 中高生にとって大切なこと »

カーッ!変わるゥ~気配。

☆昨日は考えることが好きだという男子高校生グループに遭遇した。自己言及のパラドクスや、思考の広さと深さ、知識と知識がリンクする条件などについて80分間いっしょに考えた。

☆今日は今日で、高2の女子高生が、今やっている探究学習が、大学の研究者とのプロジェクトに参加して、より大学の研究手法を活用して深堀出来る。特にエクセルデータの解析方法が目からウロコでしたなどとすれ違いざまに興奮して語ってくれた。

☆2年前に出会った女子高生との対話を思い出した。英語での小さなコミュニケーションが世界平和をつくるパワーになるんです。私はそういうロゴスにかかわる仕事に就きたいと。

☆今月、慶應義塾大学の公募推薦の結果がでた。合格したという。

☆そういえば、3年前高2の男子生徒が、タイ研修旅行から帰国し、静かに、世界の痛みを感じ、絶対に国境なき医師団に参加するんだと、決意表明していた。彼は昨年医学部に合格した。

☆御三家みたいな学校の生徒ではない。希望の私学の生徒たちだ。

☆議論できる英語や母国語。考える英語や母国語。リサーチやフィールドワークに興奮し、好奇心旺盛な議論をして、思いつき程度のアウトプットから、議論をしていくうちに、タフな思考に変質させていく生徒たちを、目の前で見ている学校の先生方や最近では大学の先生方は、これだ!

☆これなんだと!確信する。そして、文科省がどうのこうのではなく、自分たちで変えて行こうとする流れが少しずつあちらこちらででてきた。

☆イギリスのファンデーションや米国のAPコースのようなシステムをつくればよいのだ。そうだよ、つくろうよ!と。

☆文科省がウンと首を縦に振ってくれるかどうか、なんてことは全く問題ない。ダメだという法律規定がないのだから、ダイレクトに大学と高校が契約すればよいのである。

☆民主国家とは契約社会なのだから、いちいち国家がでてこなくても大丈夫なのだ。本来国際バカロレアはそうなんだけれど、不思議にも日本では文科省がでてくる。日本は、お墨付きが好きだし、日本企業は税金を予算としてゲットしたいという発展途上国型の教育行政の国だからしかたがたいが、教育関係企業は、本来それでは本末転倒で、子どもをダメにしちゃうという認識をもったほうがよいね。

☆もっとも、そんなことは気にせず、そこをスルーして、あるいは直接支援してくれる企業とコラボして、新しい動きがあちらこちらで生まれているはずである。

☆秋田国際教養大学のような動きをする大学が、どんどんでてくるということ。同大学も今では、新しい動きについていっていない。

☆とにかく、国単位ではなく、都市単位で動いているのが、ロンドン、ニューヨーク、パリ、そして東京・・・。この動きに射程を合わせて教育戦略をデザインしたところが希望の教育機関となる。

☆幸いなことに、その動きは確実にスタートしている。

|

« 土曜授業の成果はあるともいえるしないともいえる?! | トップページ | 中高生にとって大切なこと »

21世紀型教育」カテゴリの記事