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センター試験2015 評論がおもしろい

☆昨日のセンター試験の評論は、佐々木敦さんの「未知との遭遇」から出題。新人類世代の現役大学教授の文章で、ゼロ年代に幼少期の影響を受けた受験生にとっては、なじみやすい素材だった。

☆相変わらず細かい分析をしながら解いていく問題で、読解といえるのかどうかと思っていたら、問5は、筆者のポジションを大づかみに理解する問題が出題されていた。

☆いいじゃないかと思って、この問題をどう分析しているのか、ネットで公開されている河合塾の分析を見たら、今まではテキストの傍線部に関して問題が出題されてきたが、このような傍線がなくて文章全体から判断する問題はなかったというのだ。エッ、今更だが、新傾向なのか?

☆ウム、こんなさり気ないところに、大学入学希望者学力評価テストに向けての準備がされているとはと少し驚いた。

☆まあ、そこまで作成者側が意識したかどうかはわからないけれど、結果的に新しい大学入試の枠組みに向けて一つのデータとなるはずだ。

☆この問題は、「啓蒙」に対して筆者のポジションを問うている。啓蒙のようなコミュニタリアニズムを尊重しながらも、やはり筆者自身はリバタリアン風だから、もう少し自由度が欲しいなあぐらいの思想的ポジションに立脚しているということがつかめたら、それで正解に行きつく。

☆選択肢問題だから、筆者のポジションが問われたが、論述の問題であれば、受験生自身がどのポジションで書いていくかメタ認知(自覚)しておく必要がある。

☆IBやファンデンションのエッセイライティングでは、ここを明快にして書きなさいというトレーニングが必要とされている。まあ深読みだろうが、センター試験の中に、大学入試改革に向けての準備が仕掛けられているとしたら、今の受験生にとってもよいことなのかもしれない。

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