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2015首都圏中学入試【11】 海陽と札幌聖心 2015中学入試の象徴

日能研倍率速報によると、海陽と札幌聖心の出願前年対比は以下のようになっている。

Kaiyo

☆どちらも教育の質は高い。しかし、この違いは何を意味しているのか?おそらく本質的な違いではなく、トレンドの違いだろう。

☆海陽は、一時期背景の企業の資金力をバックにマスメディアの宣伝を大々的に行った。またハウスと呼んでいる寮の教育システムが非常に魅力的であることがきちんと伝わっていた。

☆しかし、宣伝が以前ほどではなくなったということもあるが、ICTメディアによる戦略が見えなくなり、学内でも現在のトレンドのICT教育が普及している様子は見られない。

☆つまり、それは学内の垂直構造がフラットな関係よりも強いことを示しているから、大学受験勉強のための知識構造はしっかりしているが、今話題のアクティブラーニング系、つまりディスカッションなどが活用されていないことが外から見ていても予想できてしまう。

☆せっかくギャップイヤーを利用して訪れたイギリスの青年との交流も、演台に載せられて講演している様子の写真が掲載されていて、ディスカッションの交流のシーンが掲載されていない。つまり、これは価値観が垂直構造だということを示唆しているわけだ。

☆本当はハウスというフラットな構造の寮システムがあり、昼間の垂直システムと夜のフラットシステムの平衡教育が海陽の特色だが、そこが伝わっていない。

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☆札幌聖心というカトリック女子校は、本来垂直システムの伝統校のはずなのに、SGHを取得し、IB研究校にも認定されているという告知にマリア様が見守っているトップページが公開されている。

☆新しい学びとカトリック学校が進化する期待感を受験生に与える。

☆自動車が売れるかどうかは、デザインの要素が強いと聞いたことがあるが、まさにその違いが両校の出願の前年対比の増減に反映したのだろう。

☆つまり、札幌聖心の「新学校進化論」が今年のサバイバル中学入試の特徴を示唆しているといえる。

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