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2015首都圏中学入試【13】文杉ダブルディプロマコース4月開設準備進む!

☆グローバル教育、スーパーグローバルハイスクール、国際バカロレアという言葉を聞かない日はないぐらい、2020年大学入試改革にむけ、学習指導要領も大きく変わろうとしている昨今、文化学園大学杉並(以降「文杉」)は、日本で初のBCオフショア校に認定された。

Bunnsugi

☆BCオフショア校とは、カナダのブリティッシュコロンビア(BC)州政府が認めたBC州の高校のカリキュラムを行う海外高校のことを示す。

☆海外の学校は、それぞれの国の事情があるから、文杉のように日本の学習指導要領もBC州のカリキュラムも同時に行うというところもある。

☆文杉は私立学校であるから、日本の学習指導要領を行ったうえで、海外の学びを導入することができるのである。

☆しかし、問題は両方の国のカリキュラムを行うには物理的に不可能であるから、融合しなくてはならない。ところが、日本の学習指導要領側には、海外のカリキュラムと互換する機能が法律で定められていない。

☆したがって、海外のカリキュラムを学習指導要領内に組み込むことはできない。そこを補完するために、文科省はIB日本語を認め門戸を少しずつ開放し、またSGHで学習指導要領内に収まるグローバル教育のモデルを創ろうとしている。

☆ところが、カナダはもともと教科横断型の柔軟なアクティブラーニング中心で行っているから、日本の学習指導要領を変えることなく、柔軟に結びつけることができる。

☆物理的時間は多少多くなるだろうが、結果的に日本とカナダのカリキュラムを、学習指導要領を変えずに行えるように、高密度の授業にすることで問題を解決する。

☆そのためにどういう知の技法が必要なのかは、いずれ取材するが、このダブルディグリーコースを開設するにあたり、直接英語で交渉・協議に尽力している教頭青井先生から、次のようなメールをいただいた。

ダブルディプロマコースですが、お陰様で1月2日にBC州教育省顧問が来日し、いよいよ4月開設に向けての準備が始まりました。校内にBC州の事務室を設置し、バイリンガルのアシスタントも確保しました。もしお時間がございましたらお越しいただき、BC州のお話をお聞きいただけませんでしょうか。今回来日された方たちは博士の学位をお持ちですが、とてもきさくで良い方々なので、何でも気軽にお話ができます。 英語に関しましてはバイリンガルアシスタントもおります。

☆大変興味深いので、こちらこそ取材をお願いしたいと返信したところ、またこのようなメールがあった。

1月2日から毎日のようにBC州の方と会議をしていますが、BC州の英語はとても聞きやすくきれいなので、生徒にとっても良いと思います。またBC州の校長は3月11日に到着しますが、カナダで校長賞まで取った方に決まりました。スカイプでBC州校長・BC州教員と話をしていますが、思慮深く受容力が大きい方々です。

☆さらにたいへん興味深い変化が受験生の保護者の段階で起きているというのである。

ダブルディプロマコースを受験する生徒の保護者がいらっしゃるとBC州教育顧問に会ってもらっていますが、英語が話せる保護者が多く、大きな変化を感じます。BC州教育省顧問は世界に貢献するバイリンガルな生徒の育成に燃えておりますので、お会いいただければ幸いです。

☆元旦から朝日新聞は、中学入試における「英語入試」導入について話題にした。日本語と英語を使い分ける生徒は、中高で育成されるだけではなく、帰国生や小学校段階の英語教育で育った生徒、留学生などのように、入学前から多言語の生徒が多くなってくる傾向。この傾向を止める権利は誰にもない。

☆むしろ、そのような人材を受け入れられる学びの環境をつくった学校がどんどん希求されるようになるだろう。4技能揃った英語体験を留学や海外研修だけで行うのではなく、国内でも整備する。そのうえで海外にもいく。そういう時代の輪郭が明快に見えてきたのではないだろうか。

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