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2015首都圏中学入試【14】聖徳 教育系SNSエドモドで頭のフェイント!

☆聖徳学園の山名先生の総合学習「道徳」はおもしろい。テーマは「安楽死」「勉強」「学校」「生きる」などなど多様で、ジクソー法で、ジレンマ設定をして議論をするアクティブラーニング。

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☆アクティブラーニングの大切な点は、参加者全員の考えていることがシェアできること。とくに議論しながら変わっていく過程をリフレクションできるようにしておくことが大切。

☆大きな哲学的なテーマの場合、自分の拠って立つポジション思想がどのように変化するのか互いに確認することは大切である。

☆安楽死のような問題は、共生主義に立つか功利主義に立つかによってアイデアは全く違った方向に向かう。そこの理解を深めるには、表面的な根拠を互いに言っていてもジレンマは解決しない。

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☆ジレンマはポジションそのものの違いを示しているのだから。もしポジションを合意できたら、それは解決できるだろう。しかし、この共有ほど難しいものはないのである。

☆しかし、山名先生の授業は、実は教育系SNSエドモド(edmoode)を活用することで、この難しさを突破する体験を埋め込んでいる。「安楽死」のテーマに取り組んでいながら、同時に民主主義のパラドクスも考えることになる頭のフェイントを行っている。

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☆生徒がエドモドを使えるよういになるために、山名先生は教えることはしない。先行してわかっている生徒が生徒に教えるという知のシェアを行っている。わからないことは聞けばよいわけだ。それでは自分で考えないようになり心配だなどとは山名先生は考えていない。

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☆生徒は自分が得意なところは、必ず他者に教えたくなるものなのだという絶大なる信頼関係を生徒と結んでいるのである。

☆教育系のアプリには、ピンポンやロイロノートなと様々なものが教育現場で使われている。それは聖徳学園でも同じだし、山名先生自身も使い分けている。

☆しかし、山名先生が生徒とエドモドを活用するのは、もう少し未来にやりたいことがあるからだろう。

☆というのは21世紀の教育は同時に21世紀の資本主義も結びついてこないと困るわけだが、教育系SNSであるエドモドには、この教育と資本主義のジレンマを突破する可能性があるのである。

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☆エドモドの世界はグローバルシチズンシップを有した世界中の教師や教室が結びつく。未来の子どもに投資をするクラウドファンディングの世界も結びついている。

☆一人の利益のために投資をする20世紀型資本主義からグローバルシチズンの共益のために投資する21世紀型資本主義が生まれ始めている。

☆エドモドの世界にはその可能性がある。まさに思考なきICTは愚かであり、ICTなき思考は空虚であるというジレンマを乗り越える意味も山名先生の授業には織り込まれているのである。

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