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2016首都圏私学選択リサーチ【07】≪新学校進化論≫ 三田国際の場合(3)

☆4月以降に三田国際はまたまた進化する。≪すこい!≫としかいいようがない。≪The Soul≫は一言で語ることできるかもしれないし、多角的に語ることもできるかもしれない。

☆しかし、結局は三田国際の教育の全体感であり、魂=塊なのである。この解明は、また4月から同校の≪新学校進化論≫を紐解いていかなければならないが、一つだけ言えることは、学びにしろ、ワークショップにしろ、アクティブラーニングにしろ、講義にしても、すべて共通していることは、出発点は問いの質なのである。

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☆それゆえ、同校では前回ご紹介したように大学入試問題分析の研修を行っているわけだ。最初の一撃であるトリガークエスチョンはいかにして可能か。常に問いを問いかけ、議論していく流れができている。

☆しかし、第3部のICT研修では、そのトリガークエスチョンのシェアはどうするか。自分に問いかけ、チームで議論するだけではダメだろうというという問いが、ICT推進チームである“BUILD”から投げかけられた。

☆シェアなんだから、全員である。もはやone to oneではない。all for allなのである。4月からのステージは、all for allである。それはいかにして可能か?

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☆というわけで、教師全員(いずれは生徒全員)が、ホームページを作成することとになり、ホームページ作成スキル研修を行ったわけだが、ただのスキル研修ではない。むしろそれは二義的。

☆各教科でホームページを実践的につくっていくのだ。4月から中1と高1は全員、iPadなどのPCが配布される。そうなると、アクティブラーニングが中心だから、ICTは、あるときはリサーチ、あるときはプレゼン、あるときはレポート、あるときは議論、あるときは多様な思考をカテゴライズする、あるときはアンケート調査をする、あるときは自分のリフレクションしたログやポートフォリオを再リフレクションする、あるときは提案を広範囲に発信する。

☆これを授業という短時間の中で行うのだ。電車の中で行うのだ。家庭で行うのだ。今着々と構築中の学内のインテリジェンスワーキングスペースで行うのである。

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☆自習という概念も、講義という概念もみなふっとぶ。リアルには1人だったり聞きいっていたりするが、パラレルバーチャルワールドでは、教え合っているし、議論しているのである。そのためには、学校の先生方の知のデータベースをすべてシェアし、生徒どうしのアウトプットしたレポートや論文、創作作品などなどすべてシェアすることが必須になる。

☆そこで、クローズドであるが、学内ホームページを教師全員が、体系的に構造化する。ではその構造化はいかにして可能か?などということを話し合いながら、作成し始めている。

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☆教師は全員ホームページの知識を知っているわけではない。生徒と同じように知らないところからクリエイティブな作業が始まるのだ。

☆もちろん、“BUILD”というICT推進チームや先行している数学の同僚が、チュータ役を買って出ている。

☆表舞台の授業は、三田国際の公開されないホームページというプラットフォームであるバーチャルインテリジェンスが支えることになる。

☆これは恐ろしいことをすべての学校に突き付けている。all for allの環境をホームページ上に作ることができない学校のアクティブラーニングは、どんなに理論を振り回しても、教育現場では空虚なんだと。

☆そして、この環境を自ら創れなければ、スタンフォードのフェッターマン教授のいう意味での「エンパワーメント評価」は十分にできないのだと。つまり、エンパワーメント評価も着々と開発中だということだ。

☆kのような学校は、日本には三田国際をおいてほかにない。なぜこれができたのか?それは米国の名門プレップスクールに大きなヒントがあったのだ。

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☆とにもリアルなスペースとサイバースペースが融合する知がなければ本当の意味で教科横断的なカリキュラムなどできないのだと学習指導部長は静かに語る。

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☆リアルとサイバーの両スペースの融合とはいったいいかなる様相になるのだろうか。シリコンバレーに集積するICTのクリエイティブスペースをイメージすればよいということだが、4月からの期待がますます高まるではないか。

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