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2016首都圏私学選択リサーチ【10】富士見丘が進化する学校であるということ

1月10日(土)、富士見丘は2015年中学入試のための最終学校説明会を開催。入試対策として国語と算数、そして思考力テストのチャンレンジ入試体験も同時に開催された。

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☆先生方は、昨年、今年と徐々に同校の教育の質の充実に気づいた受験生・保護者が集まってきている手ごたえを感じている。

☆重田教頭は「少しずつですが、富士見丘のグローバル教育やアクティブラーニングの先進性と濃密高質なプログラムに注目していただけるようになってきました。塾や学校が集まって催しているいくつかのイベントでも話題になるようになったのは嬉しいですね。」と富士見丘の教育の評判の広がりについて控えめに語ってくれた。

☆たしかに、まだ大ブレイクとまではいっていないが、2016年中学入試の時にはそうなる兆しがある。その理由は2つ。

☆1つは、すでにAO入試や公募推薦入試で、驚くべき大学合格実績を出しているからである。

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☆富士見丘は英米の名門私立学校のスタイルをとっているから、実に少人数教育である。したがって、上記のような実績は、量的にもかなり良いと評価しなければならない。

☆そして、重要なことは今年の中学受験生が6年後、大学入試に直面するとき、大学入試は思考力や表現力という脱知識偏重型入試に改革されているし、生徒自身の主体性が養われてきた学びの体験についての証明を大学は要求するように変わる。

☆つまり、富士見丘の今年のAO入試や公募推薦の取り組みが、今までのようなオプション的な位置づけからメインストリームになるということなのである。

☆この大学入試改革がこのように変わるというところまで、世の中はまだ気づいていない。当面先のことだからぐらいに思っている人が多い。しかし、大学入試改革一体型の学習指導要領改訂の作業が昨秋から本格的に始まったから、今年はその影響が小中高に及ぶことになる。

☆現場でいよいよ大学入試改革の話題が広がり始める。すると、基本的には知識偏重型入試に辟易している受験生・保護者は、「変わる学校・進化する学校」はどこか探し始める。

☆実際1月11日(日)、首都圏模試の父母会で大学入試改革一体型の学習指導要領改訂の話をしたら、父母会終了後、保護者の方から「今日のお話し共鳴しました。進化する学校を探したいと思います」とエールを頂いたぐらいだ。

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☆富士見丘が、2016年にブレイクするもう1つの理由は、「思考力テスト」のチャレンジ入試体験の参加者数が増えたことである。まだまだ数は多くはないが、確実に増えている。10日は、多くの私立中学校が最終学校説明会をやっていたにもかかわらず、初めて参加する生徒がほとんどだった。

☆このような「思考力テスト」の対策講座は、すでに聖学院やかえつ有明は久しい前から実施しており、今ではあふれかえっているが、当初は両校の参加者も少なかった。それが「思考力テスト」対策講座はアクティブラーニングのスタイルで行うものだから、受験生の脳が能動的になり主体的な思考活動ができるようになり、最終的には、受験生自身がこんなに考えたことはなかった、こんなにたくさんの字数(聖学院は150字、かえつ有明は200字)の記述が書けたのは始めてだと自信を持つことになる。

☆それゆえ、口コミでどんどん参加者が増えた。しかも、それが今日の両校の人気を支えるまでになっている。

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☆ということは、富士見丘も同様の軌跡を描くことになると予測することは難しいことではない。

☆しかも、富士見丘の「思考力テスト」の対策講座は、予め「学びのビデオ」を美術部と協働して作成し、反転授業を取り入れている。また、思考がいかにして立ちあがるのか、あるいは回転しだすのか、聖学院、かえつ有明の先生方と議論したり、高大連携をしている慶応義塾とのアクティブラーニングや、海外留学・研修先の姉妹校を通して探求し、その結果を盛り込んでいる。

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(富士見丘のアート活動は、教科越境型のすてきなロールモデル)

☆もともと各学年通年で「5×2」という自主探究アクティブラーニングを久しい前から行ってきたから、その蓄積もある。

☆すなわち、独自のそれでいてグローバルスタンダードな「思考力テスト」になっているのである。これについては、次の同校サイトのページも参考になる。

参照→中学入試「思考力テスト(適性検査型)」の出題方針

☆説明会会場とチャレンジ入試体験を実施している教室を往復している途中で、図書館で静かに集中してノートパソコンに向かっている生徒がいたので、気になって何をしているのか聞いてみた。

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☆吹奏楽部で演奏する曲のセクションごとの各楽器の音色や大きさ、響きのいわば設計図を描いているところだというのだ。楽器を演奏しながら調整していくのではと聞くと、もちろんそうだけれど、基準は必要で、演奏の練習をしながら、またその基準の質を高めていくのですと丁寧に説明してくれた。

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☆そして、土曜日は「5×2」の自習探究の日だから、通常授業はないけれども、自分たちは主体的に探究する機会を与えられているので、こうした作業は当たり前になっているのが富士見丘なんだとも。

☆さらに、規模が大きい学校と違うので、1人何役もやらなければならないチャンスがあって、セルフトレーニングにはもってこいですよとも。

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☆説明会では、毎回在校生が自分の成長や変化についてプレゼンする。同じ生徒ではなく、毎回違う。それほど、1人ひとりの生徒が自分が大きく変化したことを認識しているという証拠なのだが、その大きく変わる秘密を吹奏楽部の部員から聴くことができたということではないだろうか。

☆どうやら、「変化する学校・進化する学校」とは、生徒自身が成長と変化を感じ、自信を持てる学校ということなのだ。

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