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2016首都圏私学選択リサーチ【12】聖学院 進化するわけ

☆1月10日(土)、聖学院も最終説明会を開催。知人の受験生の母親によると、やはり会場には多くの参加者がかけつけていたということだ。

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☆そして、人気の思考力セミナーも、いつものように、2クラス体制で実施したほど集まっていたということだ。

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(2014年10月22日の説明会:思考力セミナーの教室に移動するシーン)

☆聖学院は、首都圏模試センターによって「希望の私学」として紹介されている。その中に、聖学院が進化する大きな理由が記述されている。それは、「§4 中学のロングホームルームのL.L.T(Learn Live Together)で全人教育」という箇所。

☆ロングホームルームは、担任が中心となり学年にかかわっている教師もともに生徒と学ぶ。そのスタイルはアクティブラーニング、中でもプロジェクト型学習がベース。

☆どんな学びなのかについて、知りたければ、そのエッセンスが「思考力セミナー」で展開しているという仕掛けになっている。

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☆それゆえ、「思考力セミナー」を体験した生徒は、よく聞き、よく考え、よく議論し、よく発表し、最終的には150字の論述を描くというプロセスを経るのだが、そのシステムこそ「中学のロングホームルームのL.L.T(Learn Live Together)」そのものなのだ。

☆興味深いことは、聖学院のすべての行事――蝶ヶ岳登山や、糸魚川農村体験、記念祭(文化祭)、タイ研修など――はプロジェクトマネジメント型のプランをたてながら、そのつどルーブリックで活動経過をリフレクションしながら、自分もメンバーも行事も成長発展していくようになっていくのだが、そのプラットフォームが、LLTなのである。

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☆したがって、聖学院の教師も生徒も全員がアクティブラーニングを体験することになるのである。

☆プロジェクト型学習の基本は、「体験―リサーチ―議論―編集―プレゼン」の連鎖であるが、聖学院の場合は、さらに、議論の中に数学的パラドクスを仕掛けるところにある。

☆たとえば、今回の思考力セミナーでも、1人ひとりの美的感覚は個性的で自由だと思っているが、黄金律に縛られているのではないかと数学的なパラドクスが文化によこたわっていることを体験するところから出発している。

☆しかしながら、微妙に違う比も好んでいることに気づかせる。ものさしで測っていくと白銀比があることに気づく。自由なようで自由ではない、個性的なような個性的ではないもどかしさをいっしょに考えていくわけであるが、子どもたちは、そんなすごいことに気づける自分がいることに改めて驚き、自信をもつのである。

☆創造的自信を1時間の授業で持てる学校。生徒も学校も変化・進化する聖学院。子どもたちが自己肯定感をもてなくなっている昨今の教育の危機において、自信を持てる男子が育つ学校であろう。

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