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スーパーグローバルティーチャー(SGT)の集積地を探せ!

☆今月は、中学入試という社会現象をカッコにいれながら、教育ウォッチングに専念できるチャンスなのであるが、その過程で多くの先生方と対話する機会を得ている。

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(SGTである工学院の田中教諭。生徒の信頼絶大。工学院はオールSGTになるべくトレーニング中)

☆そこで感じたことと中学入試の出願状況を照らし合わせながら、対話流儀の違いを明確に意識した。前回対話流儀を次のように6つに分けた。

1)リベラルアーツ(グローバル市民)流儀の対話

2)目的戦略的(学歴エリート)流儀の対話

3)上級階層流儀の対話

4)短期市場利益流儀の対話

5)武士道的流儀の対話

6)リバタリアン流儀の対話

☆そしてある結論に至ったのは、アクティブラーニングなるものは、1)のリベラルアーツ流儀の対話でなければできないということである。ブルームのタキソノミーやハーバーマスのコミュニケーションカテゴリーでいえば、最上級のレベルのコミュニケーション行為までできるということになる。ハンナ・アレントの人間の条件からいえば、労働×仕事×活動のうち活動であるアクションに力点が置かれる人間観の持ち主である。

☆今、グローバル人材やグローバルリーダーを育成するために、スーパーグローバル大学やスーパーグローバルハイスクール、日本語IB校なるものがラインナップされているが、スーパーグローバルティーチャー(SGT)がそこにどれくらい集積しているかどうかは不問に付されている。

☆その点、21会校には、どんどんSGTが集まってきている。SGTとはいかなる教師かというと、

A)ハイレベル英語(英語でなくてもVEFRでいうC2レベルの言語能力を持っている)の能力

B)アクティブラーニングをデザイン・実践できる能力

C)ICTを思考の翼として使う能力

☆この3点セットの能力を有機的(ダイアレクティーク)に生かせる教師ということになる。このSGTがいなければ、アクティブラーニングは実際にはできない。よって、SGTが集積していないSGUやSGHだったとしたら、そこはうまくいかないだろう。日本語IB校は認定されるということは、オールSGTということを示唆するから、今後注目。

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(SGTである文杉の青井教頭)

☆だから、文杉のようにIBと同質のあるいは同レベルのBCカリキュラムを導入し、ダブルディプロマ・プログラムを構築しているところは、学内の教師全員がSGTになるべくトレーニングの真っ最中だ。

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(SGTである工学院の加藤教諭)

☆アクティブラーニングでは、教師はファシリテーターでありコーディネーターでありプロデューサーであり、データサイエンティストだ。

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(SGTである聖徳学園の山名先生)

☆だから、ICTを思考の翼として使うことができるのである。したがって、アクティブラーニングができないのに、ICT教育を行っているとしたら、それは20世紀型教育におけるICTの使い方であるに過ぎない。

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(SGTである三田国際の田中先生。ハーバーマスのコミュニケーション行為論ベースのアクティブラーニングは珠玉。三田国際はオールSGTになるべく研修中である)

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(SGTである聖学院の本橋先生。数学教諭であるが、英語をはじめ多言語堪能。中学入試で話題の思考力テストの仕掛け人の1人)

☆大学入試改革一体型の教育改革が成功するかどうかは、SGTの養成にかかっているが、文科省にエールを贈りつつも、いまここでの子どもたちの時間は止まらない。先行してSGT養成を急がなければならない。その機関が21会(21世紀型教育を創る会)。21会校の多くは、生徒募集は好調の勢い。

スーパーグローバルティーチャーの集積地だからである。

☆昨夜、新宿西口の思い出横丁の大混雑の中で、最強のSGTと飲みながら対話について哲学談義をした。ますますSGTの存在の必要性を感じた次第。その最強のSGTとはだれか?5月29日21会会員校対象「みんなでSGTになろう♪」ワークショップでスーパーバイザーとしてデビューする乞うご期待。

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(最強のSGTの1人であるかえつ有明の金井教諭。自然―社会―精神のダイアレクティークが言語であるという人間観がベース)

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