« 新6年生のために(09)  工学院 強烈!理想と現実の一致へ | トップページ | 新6年生のために(11) まだ見ぬ新しい教育シーンが始まる »

新6年生のために(10)  かえつ有明 教科横断型で共感的世界

☆昨日18日(水)、かえつ有明は、教科横断型研究授業を公開した。24人の先生方が、単独であるいはコラボして研究授業を公開。他校から多数の先生方も参加した。

150218
(写真提供:(株)スタディエクステンション代表鈴木裕之氏)

☆授業案の資料も充実していて、ああ授業構成や展開のイメージができると、授業は生き生きとアクティブになるのだなあと感じ入った。

Img507
☆多様な授業の中に、おもしろい授業があった。それは佐野先生の「サイエンス」の授業で、「共感的コミュニケーション」がテーマ。無意識の言語化という深い学び。

Img508
☆「サイエンス」という授業は、かえつ有明のいわば哲学的・心理学的授業。教科横断型というとき、異なる教科の先生方がコラボするという意味のものもあるし、知的レベルで学際的に授業が行われるというものもある。

☆しかし、その根本的なものは、異分野異文化の理解の前提として、共感というシェアやリフレクションがトレーニングされている必要がある。佐野先生はそれを自ら授業で子どもたちと学び合い、その手ごたえを、先生方とシェアしているのだろう。

☆だからこそ、このような多くの先生が教科横断型の研究授業を果たせたのだと推測する。

150218_2
☆そして、さらに驚いたことに、資料の中には、「かえつ有明<知のコード>」というメタ認知の基準とそれと連動する具体的実践的な「ルーブリック」がきちんと対応していたことだ。

☆子どもの認知的発達、倫理的発達、美学的発達が、横断的に関連している発想の「クライテリア」で、それを可能にするのが、実は共感的コミュニケーションであろう。

☆認知的発達や倫理的発達、そして美学的発達を阻害するものは、実は自分の無意識や集合的無意識が形成する壁がある。認知的には、認識から活動に飛べない壁、倫理的には、慣習が因習になってしまっている壁、美学的には世界と対等にコミュニケーションできる超個人へ飛べない恐れの壁。

☆この氷の壁を氷解させる根源的なパワーこそ、共感的コミュニケーション行為。近代世界を中世時代から解放した聖ドミニコが、ヨーロッパ各地を裸足で歩き、夜を徹して、相手の話に耳を傾けながらも火を吹くように議論し、多様な民族や文化をもった人々を近代の世界に導いたように。

この学びの環境を導き、自らオルセーの伝道者となっている石川副校長の話に、2月22日いっしょに耳を傾けようではないか。

|

« 新6年生のために(09)  工学院 強烈!理想と現実の一致へ | トップページ | 新6年生のために(11) まだ見ぬ新しい教育シーンが始まる »

中学入試」カテゴリの記事