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新6年生のために(06) 新しい名門中学を探そう。

☆名門中学というと、100年以上の歴史のある学校とか、東大にたくさん合格させている学校とか、医学部にたくさん進む学校とか、イメージするかもしれない。

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☆たしかに、それも名門中学の現象かもしれない。しかし、そこに本質はない。

☆上記の「学校の成長サイクル・チェックチャート」(拙著の「名門中学の作り方」(学研新書:2008)に従えば、名門中学というのは、草創期、成熟期と成長してきたとき、草創期で失速したり、成熟期で停滞に陥らない中学のことをいう。

☆つまり、内生的成長を持続可能にするためのカリキュラムイノベーションを行い続ける学校のことをさしている。

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☆その意味で、今年の中学入試で大注目を浴びた三田国際は、戸板中学校が衰退期にはいっていたのを、見事に蘇生し、新たな学校として、再び草創期に突入した。すでに、学内では、キャズム(溝)に失速しないように、研修とカリキュラムイノベーションの探究が日々行われている。3年で、成熟期の基盤を固め、グローバル大学の実績もでるようになるだろう。

☆かえつ有明は、「名門中学の作り方」に書いたように、2006年段階で、衰退期に入っていた嘉悦女子を見事に蘇生し、「かえつ有明」として草創期に突入。6年後、実績もだし、「サイエンス科」や「TOK型帰国生型授業」というカリキュラムイノベーションを継続し、今では確固たる成熟期に入っている。

☆毎年、カリキュラムイノベーションも行い、衰退期に引きずり込まれないようにリスクマネジメントをしている。それにしても、2008年段階で書いた「名門中学の作り方」で紹介したかえつ有明の学校の在り方、教育の在り方は、今でも生き生きとしていて、21世紀型名門中学のモデルケースである。

☆工学院は、その歴史からいってすでに名門中学であり、成熟期に入っていたが、2013年に平方校長が就任して以来、疾風怒濤のごとくカリキュラムイノベーションを行い、内生的成長の格段の飛躍をとげている。

☆この3つの共学校は、歴史的経緯は三者三様だが、いずれも破格の「内生的成長」を計画実行している点で共通している。

☆それぞれが21世紀型名門共学校であるアピールが、昨年来中学受験市場にドッと広まった。

☆まだまだ経済復興には遠く、少子高齢化社会の日本のもと、中学受験市場もまたフリーズしているにもかかわらず、その厳しさをはねのける成果を生みだしたのである。

☆3校は、受験生にとって、このような新しい未来の名門中学を探すモデルになるし、教育関係者にとっても新しい学校づくりのヒントになろう。2月22日の「進撃の21世紀型教育」で、会いましょう!

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