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新6年生のために(26) 中学入試はなぜ変わったのか?③

21世紀型教育の流れは、グローバル社会では浸透し、その影響は日本にも届いている。東大教育学部で学び合い、ジグソー法、アクティブラーニング、インタラクティブティーチングとして公立学校に広めていることもあって、文化にも浸透しつつある。

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☆自然エネルギーを身近に取り入れる時に、その雰囲気は21世紀型教育の目標の1つとして取り扱われてもいる。しかし、まだまだ個人に広まっていないから、サブカルチャーとしても浸透力が今一歩。

☆それゆえ、ニッチな中学受験市場では、まだまだ新しい動きが気づかれていない。ところが、2014年から急激に、21世紀型スキルが、タブレットやノートパソコン、ネットワークの環境をベースにしはじめた。もともとICTベースであるが、タブレットやノートパソコンが1人1台の局面に転換した。

☆Wi-Fi環境が浸透し始めたし、iPadのCellular版モデルもでてきた。自治体や私立中高協会などからの補助金制度も考案され始めたというのが大きいだろう。

☆何より、それまでは、セキュリティーの問題で頭をかかえていた学校も、すでにスマホ文化が家庭に浸透しているから、情報倫理のカリキュラムを実施しながら、家庭の理解を得られるようにもなってきた。

☆グローバル教育を推進している学校は、留学制度も広めているが、海外に行けば、21世紀型スキルは浸透し、英語とタブレットやノートパソコンは学びのツールのセットになっている。

☆そしてGoogle、Microsoft、Appleなどが、競い合って、タブレットやノートパソコンを学校に販売しはじめた。20世紀末のように、箱物を販売するのではなく、学びのプラットフォームや評価システム、表現システムなど21世紀型学びを支援するアプリの提供をしながらだから、学校は受け入れやすい。

☆技術と個人が結びつき、サブカルチャーで活用されていたものが、文化や社会にもポジショニングを得た。

☆要するに、子どもたち1人ひとりに、ノートや鉛筆と同じ感覚で浸透していく支援競争がICT業界ではじまっている。

☆しかも、iPadとそのクラウドファンディングまで含めた諸関係全体の導入は、学校の経営改革、授業改革、テスト改革、評価測定改革などクレイトン・クリステンセンの予言通り、教育の破壊的イノベーションを生み出すから、どんどん教育のシーンは変わる。

☆ただ、このICT企業の学びの支援競争が本格的に始まったのは、昨秋あたりである。それまでは、いくつかのパイロット版だったのだが、一気呵成にそれが学校社会に広がっている。21会でも、今年4月以降、すべてのメンバー校で加速する。幸い、桜丘というICT先進校がメンバー校であるから、シェアの速度は速い。

☆iPadとその関係態としての技術が、個人と社会と文化とサブカルと自然のすべてに関連して活用されるまでにそう時間はかからない。そしてそうなると、21世紀型教育は一気呵成に広がるだろう。

☆今年6月に二子玉川に楽天の本社機能が移転してくる。英語とパソコンの環境は当たり前という世帯が集積するのだ。

☆そのとき、用賀の三田国際の教育シーンは、楽天のような企業文化とシンクロし、中学入試の新しい潮流の本流となる可能性がある。

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