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新6年生のために(42) 佼成学園の衝撃 生徒と共に大きく化ける そして2016年新入試も準備万端

☆今年の首都圏男子校の中学入試及び高校入試で大ブレイクした佼成学園。昨年現役で東大合格者がでて、MARCH以上の実績も飛躍した。それゆえのブレイクだと思っていた。

☆しかし、榎並校長に話をうかがうと、それはまったくの浅薄な憶測にすぎなかったことが判明した。

Enami

☆実は3つのプロジェクトチームが、榎並校長プロデュースのもと、大胆かつ繊細に動いたし、今年もさらにパワフルに動いているからなのである。

☆3つのプロジェクトチームというのは、国際交流委員会、進路指導部、広報部の機動力と協調力である。

☆グローバル教育やアクティブラーニング、ICT教育の大きな波が時代を襲っているが、そのすべてをきめ細かくリサーチし、積極的に研修を内製し、互いに切磋琢磨すると同時に、難関国公立大学合格の進路指導、進学指導、受験指導の3側面を緻密にマネジメントし、生徒ののびしろを広げ、才能を大いに引き出している。

☆先生方の夜を徹しての木目細かい指導と大胆な挑戦的なプログラム構築によって、生徒は大いに化けたのであるが、教師も生徒と共に大化けし、パワフルな力を身につけ、見守る温かいまなざしを放った。学内全体が知の対話で充満した。

☆榎並校長は、もちろんグローバルリーダーを育成することは重要であるが、何も大学に行ってから育つことを中高でやる必要はない。むしろ中高では、大学の専門的で学際的なリサーチをしていく際に必要な高度な英語力、チームワーク力、そしてどんな難題にも諦めずに考え抜く気概、やり抜く行動力を育成することが大切で、それが本当の基礎力だと、生徒共に築きあげてきた体験を大切にしている。

☆しかしながら一方で、今までやって来たことが成果を上げてきたからといって、それに固執するわけではない。むしろ、変えるところは大胆に俊敏にそして変化に教師も生徒も不安を抱かないように対話による木目細かいケアをしながら、大きな変化を追究してきたのである。

☆その気概は今年もさらに大きくなる。新高1は全員がiPadを使い、様々な受験アプリを使い、アクティブラーニングも取り入れながら、合理的で効率が良い受験指導を行っていく。効率がよいからといって、時間が短縮できるかというそういうことではない。むしろ、無駄な時間が無くなった分、東大をはじめとする国公立の骨太な思考力を要する問題に挑戦する時間をたっぷりとろうという戦略である。

☆iPadやアプリの導入は大胆であるが、それを生徒の自由に任せ切るのではなく、OBの大学生がチューターになって、学習マネジメントのサポートを木目細かく行っていくのである。

☆そして2017年からは、今年の高1のある意味実験を活かして、中学生全員にiPadを導入する。ICT教育だけではなく、中学では、多様な海外語学研修や留学制度も大胆に導入していく。

☆実は、昨今ムーブメントを起こしている英語入試であるが、来春の佼成学園の入試は、破格の新入試を考案中ということだ。

☆すでに今でもスカラーシップ制度など学費面でも、都立高校よりアドバンテージが高い制度を創り上げ、いわゆる都立進学指導重点校との併願をゲットしている。そして、そのレベルの生徒が、名門都立高校の最後の方にいるより、佼成学園で手厚くケアされてのびしろを大いに拡張し、最適な成果を上げている。

☆この学びと学費の両面のケアを中学にも大胆に導入しようとしている。もちろん、それは生徒たちの学費から賄うのではなく、立正佼成会の人材に投資をするという本当の意味で社会を改善する理念に支えられている。ただし、教団を説得し納得させる手腕は並大抵のものではない。

☆しかし、そこは榎並校長の積み上げてきた体験と実績がものをいうのである。コントロールとマネジメントの平衡感覚は、21世紀型教育においてきわめて重要なリーダーの条件である。だからこそ、3つのプロジェクトチームがシナジー効果を燃やすケミストリーを起こしたのだろう。

☆リーダーシップとチームワークが、佼成学園の衝撃を創出したということではあるまいか。

☆3月後半から4月にかけて、速い段階で、詳細がプレスリリースされるといことである。今後も目が離せない男子校である。

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