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21世紀型教育を求めて≪23≫ 2020年大学入試改革 2つの路線の闘い

☆2020年大学入試改革の話題はどんどん大きくなっている。TPPの問題も、それを後押ししている。グローバリゼーションの波は教育ソフトの領域にもついに押し寄せたわけだ。

☆ここでいう教育ソフトとは、PCのアプリなどのはなしではない。カリキュラムの発想や思考そのものである。

Daigaku

☆つまり、軍事・経済を支える労働者を育成する明治期のソフトではなく、軍事や経済重視ではなく、知識によって社会を創造するグローバル世界を生み出すソフトパワーが迫ってきている。

☆そういう意味で、新しいソフトパワーの黒船がやってきている。それがピアソンであり、マイクロソフトであり、ETSであり、アップル社である。

☆ところが、その前にIBOが入り込んでいる。さて、これを迎え撃つ準備はできているのだろうか。できていない。それゆえ、文科省は必死に奔走している。

☆そして長州ファイブの精神vs加藤弘之・穂積陳重の精神が再びぶつかり合っているようだ。つまり、天賦人権説vs優勝劣敗進化論というわけだ。

☆天賦人権説はリベラルアーツ派。優勝劣敗進化論は実利主義派。当然いまだポストモダンの大量消費社会の価値観の幻想から脱皮できていない日本社会では、優勝劣敗進化論に軍配があがる。

☆リベラルアーツ派は、IBやSGH路線。実利主義派は、適性検査型・PISA・全国学力テスト路線。

☆21会校の私立学校が行っている思考力テストや麻布や武蔵、桜蔭の入試問題はリベラルアーツ派である。

☆リベラルアーツ派は、知識→理解→応用→ロジカルシンキング→クリティカルシンキング→クリエイティブシンキングまで熟達できるカリキュラムが組まれている。

☆実利主義派は、クリティカルシンキングやクリエイティブシンキングは不要となる。

☆だから、今文科省のワーキンググループが水面下で動いているわけだが、どちらかというと実利主義派の路線で突っ走っている。

☆なんでそんなことがわかるのか、?メディアで流れている情報の量である。昨年までは、IBやSGHは大いに騒がれた。しかし、昨今はOECD/PISA。そしてそちら側のICT業界が教育情報を喧しく発信している。

☆結局リベラルアーツ派はエスタブリッシュの雰囲気が強く、実利主義派はマスに人気が高い。

☆しかし、この二項対立自体、20世紀型社会の生み出した格差問題なのである。

☆実利派を後押しするのは、ベネッセコーポレーションや河合塾などの大手教育産業だろうが、これらの会社形態自体20世紀型資本主義の組織である。

☆21世紀型教育を生み出す時、欧米では新しい資本主義経済システムの在り方まで議論する。

☆したがって、20世紀型資本主義の意匠にすぎない日本の実利主義派の教育では、グローバリゼーションのソフトパワーに飲み込まれてしまうのはあまりに明らかすぎる。

☆しかし、やはりまたまた長州ファイブよろしくUCLのファンデーション入学準備教育を学び根付かせようとしているリベラルアーツ派も文科省には潜んでいる。

☆もちろん長州ファイブもすべてが松陰の弟子ではないから、考え方はまた分裂するのであるが。

☆とにも21会校はUCLと連携し、リベラルアーツ派のグローバル大学入学準備教育を選択している。もしかしたら、日本の教育の方舟になるかもしれない。

☆嵐が去ったのち、この方舟からは、新しい学校組織ができるだろう。それは2045年か2089年かはまだわからないが。。。

☆さ~て、以上の話はフィクションだろうかノンフィクションだろうか?そんなことを判断しなければならない昨今の教育事情である。

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