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21世紀型教育を求めて≪31≫21会幹事会i n 三田国際 21世紀型教育市場を牽引する

☆4月23日(木)、三田国際学園で21会幹事会が開催。21会は、平方校長(工学院)、大橋学園長(三田国際学園)、石川校長(かえつ有明)の3人と事務局の鈴木氏(株式会社スタディエクステンション代表)、私(本間教育研究所)の5人が、2011年の秋に最初に集まって対話をして、設立のスタートの準備をした。それ以来、3人の21会理事と2人の事務局が集まる幹事会を定期的に開いている。

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(21世紀型教育全面展開の三田国際学園は、校舎そのものが学びの空間)

☆テーマは、急激に変化する受験市場にいかに対応するのかその戦略。21会は、昨年までは、21世紀型教育市場をいかに創出するか、その戦略を練って、実行してきた。

☆世界のグローバル教育や21世紀型スキルの展開をキャッチしながらも、その光と影を見据え、世界でも稀有な東京エリアに集積しているたくさんの数のそして高度な私立中高の教育資産を、未来からやって来た留学生に投資し、グローバルリーダーやグローバル人材を統合するグローバル私学人ミームをいかに育成するかがミッション。

☆このミッションは不易であるが、受験市場がこの4月に一気呵成に21世紀型教育市場にパラダイムシフトしたために、市場創出から市場牽引に切り替えねばならないという21会の不易流行について対話が行われたのである。

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(平方校長は、中高協会の仕事などが長引き、電話で参入)

☆受験市場が20世紀型教育から21世紀型教育市場にシフトしたというのは、どこに根拠があるのだろうか?まだまだ20世紀型教育実施校が圧倒的に多い中で、そのようなNew Powerの市場に塗り替わったというのは本当だろうか。

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☆2月1日から3月にかけて、ずっと受験市場の変化を把握するために、理事の方々は、あらゆる角度から情報を収集してきた。それによると、高偏差値の進学校でさえも、アクティブラーニングの導入をはじめ、学内では20世紀型教育vs21世紀型教育の議論が盛り上がっているようだ。まだ水面下ではあるが、受験市場の最大のプレイヤーである保護者が21世紀型教育を選択するようになると、学校も一気に方向転換してくる状況にまで来ているという議論がなされた。

☆しかし、何より受験市場そのもののほうが、経済原理からすれば、当然ではあるが、21世紀型教育志向性を打ち出してきた。、幹事会の理事の方々をはじめ、21会校の先生方はこの間、あちらこちらからの取材が増え、講演依頼やパネラー出演が舞い込んできている。

☆それは市場が敏感に21世紀型教育のニーズをつかんでいるからだろうという判断になった。その証拠に、3大模試のトピックが21世紀型教育やグローバル教育、2020年大学入試改革、アクティブラーニング、新テストの意義などについてラディカルに語るようになってきているところからもわかるという話になった。

☆たとえば、首都圏模試センターは、次のようなトピックをぶち上げている。<4月19日(日)小6第1回「統一合判」模試は前年比103%に受験生増。父母会・学校説明会にも昨年以上の保護者が参加し「2020年大学入試改革」の方向性に注目!>。

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☆首都圏模試センターは、昨年以来21世紀型教育市場の動向をリサーチし、21会校のみならず、21世紀型教育にチャレンジしている私学の取材記事を蓄積してきた。そのリサーチの中から、新たな教育ニーズを発見していったのだろう。

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☆また日能研は、従来型の判定テストではなく才能を見いだして育てるテストの重要性を説くキャンペーンを繰り広げ、それが2020年大学入試改革における新テストのコンセプトとかなり重なるようになってきている。日能研関西のfacebookでは、次のような端的なチラシも公開されている。

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☆四谷大塚は、サイトでは他の2つの模試センターのように明快に表現していないが、シンクタンクのメンバーが各学校と議論をするときには、すでに方向転換していることが推察できるということのようだ。東進の傘下なのだから、2020年大学入試改革の情報を無視できないことも確かであろう。

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☆それに久しい前から、成績優生をアイビーリーグ視察に招待するなど、世界大学ランキングトップ校のリサーチもしているのだから、実際にはすでに21世紀型教育市場へ舵をきっていたということになるのかもしれない。

☆また、栄光ゼミナールも、iPadを活用した学習や適性検査対応型理科実験室などの運営に力を入れている。

☆なんといっても、ベネッセは、2020年大学入試改革の大サポーターである。平成27年2月24日生涯学習政策局長、初等中等教育局長、高等教育局長によって、「高大接続システム改革会議」が発足した。この会議は公開されているが、実はその下で非公開の「新テストワーキンググループ」というのが同時に活動していて、そこで検討されている新テストのサンプル例は、全国学力テストやOECD/PISA(これについては一部公開されている)からのもの。

☆全国学力テストは、ベネッセも支援にかかわっているし、PISAについてはリサーチセンターをベネッセはやはり設立して、中教審や上記の会議の見識者の一部とジョイントもしている。

☆かくして、教育産業や受験業界全体は、2020年の大学入試改革に向けて大きな流れをつくっているのである。

☆それに、その改革に合わせて文科省は学習指導要領の改訂作業に入りだした。アクティブラーニングを導入するグローバル教育ベースであるのは間違いない。

☆21会自体は、2020年大学入試改革を目指すというより、2045年、2089年から逆算して未来からやって来た留学生の知(マインド×スキル×クリエイティビティ)を育成したいと考えているから、2020年大学入試改革が、大学受験勉強から大学入学準備教育にシフトする限りにおいて、2020年をターニングポイントとして認識したいと考えている。

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☆そのような意味で、21世紀型教育市場を牽引するには、上記のような図(今まで21会校が積み上げてきた教育をまとめたもの)の21世紀型教育を完全完璧に実践していくことであると改めて確認したところで、幹事会は終了した。

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