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21世紀型教育を求めて≪41≫佼成学園女子 SGTの成果拡大 SGTチーム出現

☆佼成学園女子は、昨年SGH(スーパーグローバルハイスクール)指定校に認定され2年目を迎える。高1、高2とスーパーグローバルクラスが拡大し、中学も含め学内全体にSGHの教育の影響が出始めた。

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(6月1日塾説では、最近のSGHとしての取り組みが紹介される予定。今後のSGTの活躍も披露されるだろう)

☆昨年1年めは、今年2年でフィールドワークに訪れるタイの歴史や文化、経済などについてリサーチし、今年そのフィールドワークはいよいよ実現する。

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☆教室の中の授業からいよいよ、教室の外に出ることになるわけだから、教師陣は海外のスタッフや現地の人々との交流・交渉に忙しくなる。ある意味SGHプログラムのコーディネーターになるわけだから、ハイレベル英語、アクティヴラーニングのファシリテート、プログラムデザイナーとして多様なロールプレイをせざるを得ない。

☆この若き教師陣がSGT(スーパーグローバルティーチャー)に成長することは間違いない。

☆しかし今年は、SGTの成長を個人ワークとして放置するのではなく、SGTマスター江川先生を中心として組織化する。SGTマスター―SGT―SGTアパランティスというシステムがおそらく織り込み済みなのであろう。

☆つまりSGTの数が増えるわけであるが、それは中高一貫校ならではの特色でもある。というのは、中学から高校に上がっていく内部生は、当然ながら特進留学コースとSGHクラスの準備段階を期待するからである。

☆両コースの差異は何かというと、特進留学コースは本格的なIB型の学びを行うということである。CEFR基準でいうとC1レベルの英語力が身につく。

☆一方SGHは、これは文科省が指定しているので、それに従うわけであるが、英語のレベルはB2まででよい。

☆かくして、中学の場合は、特進留学コースが大きな目標になるわけだから、中1中2の段階で、SGHのエッセンスはすでに準備されなければ、中学から入学する意味がないのである。

☆佼成学園女子のこのような取組をみていくと明らかになることは、IB型のプログラムである留学コースは、ハーバードやオックスビレッジレベルのグローバル大学、SGHは国内のグローバル大学への準備がきっちりできるということである。

☆もっと端的に言うと、高校の3つのコースの進路先が明快になるということ。進学コースはB型グローバル大学、特進文理コース(ここにSGHクラスが含まれる)は、A型グローバル私立大学、特進留学コースは世界大学ランキング100位内の国内外のグローバル大学ということ。

☆今までは、大学受験勉強では必ずしもハイレベルな思考力を要求われてこなかったから、受験勉強だけするような目先の利益に絞った学びは、どこか後ろめたかった。

☆しかし、2020年以降の大学入試改革によって、ハイレベルな思考力が要求されるから、進路先に向かって学ぶことは、深い思考力、判断力、豊かな表現力、つまりリベラルアーツの教育の恩恵を浴することになる。

☆佼成学園女子は、その準備に邁進するときを迎え、それを推進するSGTチームを組織化する。

☆このような学内の動きの中で、米国の高校とアートリンクによって異文化交流を行うプログラムを実施することにもなった。さまざまなプログラムがあるが、まずは互いに自分のお気に入りの瞬間を絵にして、その絵で自分が大切にしている価値をエッセイで示し、それを交換し合う。そこから互いの気づきをディスカッションしていくという流れになるようだ。

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☆すでにシカゴの高校からは絵とエッセイが届いている。

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☆これもSGHが大学や非営利団体との連携を推進しているところから派生して誕生した動きだろう。このような動きが始まるには、それをコーディネートするSGTの存在が必要。

☆SGTは、従来の教師に比べれば、機能も能力も人間力もすべて上でなければならない。かくして、SGHは、生徒ばかりか、教師までも大いに研究し学ぶ機会を設定しているのである。

☆そのことは、まだ世の中には知られていない。最も重要なことは、目に見えないことが多いが、どうやら、このSGTのパワーのすさまじさについても同じことが言えるのである。

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