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21世紀型教育を求めて≪59≫ 湘南学園 飛躍の前夜

☆無風状態だった神奈川エリアの私立学校で強引に風を生み出そうとしている聖光に比べ、心地よい風を起こそうとしているのは湘南学園。

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☆学校の改革が進むかどうかは、校長の気概一つといっても過言ではない。湘南学園の校長山田明彦先生に昨年お会いしたとき、穏やかだが、その眼光は鋭く情熱的だった。あっ、湘南学園が変化しているという風の便りは本当だったのだと確信したことを憶えている。

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☆着々と改革の道を進めてこられたことが、わざわざ送っていただいた新リーフレットに色濃く反映している。しかし、リーフレットの表紙を飾る湘南学園の教育のコンセプトマップは画竜点睛を欠いている。これは、おそらく神奈川エリアのマーケットのチャンネルを意識したために、あえてそうしたのだろう。

☆実にもったいない、惜しい。心地よい湘南の風を精神の息吹に変えて、醜悪な匂いのする風を一掃してくれればよいのにと期待してしまうのは私だけだろうか。

☆私立学校を支えるのは、今後はますます同窓力がカギになると言われているが、湘南学園は、その同窓力をサポーターバンクとして学びの拠点に動員している。これはかえつ有明の手法と似ていて、すでに学力向上のみならず人生の生き方を学ぶ上でも、在校生に良い影響を与えている。

☆麻布は土曜日の新教養講座の講師陣に麻布出身の大学で活躍しているOBを招いいているし、開成もようこそ先輩という講演を頻繁に行っている。同窓力は極めて有効なのだ。湘南学園はこの同窓力をチュータ制度的に位置づけているからますます21世紀型教育の手法なのである。

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☆そして、グローバル教育は、豊富な海外ネットワークを活用するばかりでなく、国内でもグローバル体験のチャンスを多様に設定している。

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☆また、「食育」をテーマにカフェテリアの食を、業者に任せずにNPO法人を自ら設立し、自前で運営している。

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☆食こそ、グローバルな経路で身体にはいるから、グローバルな学びの重要な拠点なのだ。だから、それを自前でマネジメントできるシステムを持つことによって、食にかかわる「自然」、食に関わる「社会」、食に関わる「精神」を統合できる。私たちの身体は、「自然」であり、「社会」であり、「精神」である。がしかし、そのことをあえて前面に出しえt語っていない。

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☆なにをまた独断と偏見でそんなことを勝手に言って失礼じゃないかと叱責されるかもしれない。それでも私は構わない。湘南学園は、このリーフレットで、もっとも本質的で先進的であるという一見矛盾するベクトルを統合する教育内容を語っているのに、それを暗示で終わらせているところが、画竜点睛を欠くと私は言いたいのだ。

☆おそらく、山田校長は2013年にユネスコスクールとして湘南学園が認定されたのだから、パリのユネスコ本部に立ち寄っているはずだ。そこで、ギャラリーに広がるピカソやミロなどの絵を見て、世界の痛みをトータルに救済する使命を引き受けてきたはずだ。イサムノグチの平和の庭に立ち臨みながら、ボイドという世界の痛みを払しょくする虚空点にイサムノグチの静かな情熱を同期させたに違いない。

☆リーフレットの表紙には、さりげなく吹き出しに「語り合い・認め合い・学び合い・教え合い」という言葉が書いてある。要するにアクティブラーニングということ。

☆しかし、これはSGHアソシエイト校としては、プロジェクト型学習で思い切って実行するプランが出来上がっているはずなのだ。それなのに暗示しているだけとは、実に惜しい。

☆本質的なものと先進的なものの統合は「Dialogue」しかない。プロジェクト学習の本位は「Dialogue」としての「対話」なのである。それが「自然」「社会」「精神」を有機的に結びつける一貫性なのである。

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☆ぜひ、悪臭を吹き飛ばすためにも、湘南の心地よい風を疾風怒濤の風に変えてほしいものである。「湘南から未来へ」。湘南学園にもっと光を!






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