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21世紀型教育を求めて≪60≫ 工学院 プレスリリース その重要な意味

☆工学院大学附属中学・高等学校は報道関係者にプレスリリースのメールを配信した。

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☆今年4月から、工学院大学附属中学校は併設型中高一貫校として、21世紀型教育を実現する3つの新クラスをスタートさせた。その3つのハイブリッドクラスの授業見学会を2015年6月4日(木)に開催し、21世紀型(PIL・PBL)の教育を公開するということだ。

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☆さり気ないプレスリリースの告知。しかし、今春4月に「日本初のハイブリッドクラス」を開設し、6月4日に公開するというのは、異例の速さではないだろうか。

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☆だから、この速さでなぜ新クラスの授業の公開ができるのかは一考に値する。とはいえ、解答は簡単だ。ハイブリッドクラスを2020年新テストにセットして今年から始めることを、2年前にリサーチして決め、そこから怒涛のように学内の研修システム=21世紀型教育遂行の学びの組織を構築してきたからだ。

☆まず、2020年大学入試改革関連の情報を徹底的に収集。先生方は、IB(国際バカロレア)のIBティーチャーワークショップなど新しい動きに積極的に参加した。

☆ガバナンスメンバーと教科主任が集まってカリキュラムイノベーションというプロジェクトチームを形成し、PIL×PBL型アクティブラーニングのプロットタイプをつくってはリファインした。

☆それを全体教科会議でワークショップをしながらシェアしていった。

☆そして今年、そのPJミーティングと全体ワークショップの学びの組織的な動きに大きな変化が表れた。

☆1つは、若い2人の副主任が誕生し、学びのエンパワメントが次世代にシフトしたのである。副主任が懸命に奔走する姿を見て、学内全体もサポートするという雰囲気がでてきた。

☆学校組織がここまで変容するのは、一般的には並大抵のことではない。実際、混乱や混沌はあっただろう。しかし、2人の副主任をはじめ若い教師が創意工夫し、しかも教務データを収集分析し、それをもとに教科主任と改善点を話したり、新しい発見をしたりと、対話が生まれた。データサイエンティストとしての新しい教師の役割が誕生したのである。

☆このような21世紀型教育を遂行する創意工夫の過程は、公開授業では見えない部分である。しかし、このような学習する組織の活動の息吹を共感することはできるだろう。

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