5月17日東京私立中学合同相談会開催(1)プログラム創出競争へ
☆相談会開催15分前に、主催者である一般財団法人東京私立中学高等学校協会の会長近藤先生(八雲学園理事長・校長)が恒例の開会宣言をしたが、今年は「プログラム」というキーワードが語られた。
☆昨年来、にわかに2020年大学入試改革が叫ばれているが、本当のところどうなるかわからない。しかし、大学入試改革がどうなろうと、大学入試で評価される学力だけを育成しているのが私学ではない。大学卒業時もグローバルな社会で活躍するときにも評価され続ける総合力を養成するのが私学である。
☆そして、そのためのプログラムの質の競争こそが私立中学の存在と受験市場を持続可能なものにするのだと、独自の「プログラム」の創意工夫をしようではないかと高らかに謳った。
☆近藤先生の話を聞いて、八雲学園のプログラムがさらにバージョンアップしたのではないと思い、ブースに向かった。そして横山先生に新しいパンフレットを頂いたら、果たしてそうだった。八雲学園の英語のプログラムを{YESプログラム」と名付け、6年間でスパイラルで実施しているプログラムの全貌がきちんと表現されていた。英検の達成度のシェアの推移も描かれていた。
☆しかも6年間で何をやるかだけではなく、どのような授業展開で行うか、その内的連関もわかるように工夫されていた。2020年の大学入試改革がどうあれ、英語の4技能をアクティブラーニングの手法で実施していることが明快に伝わる。
☆さらに、多くの学校のパンフレットが、一斉講義型のスクール形式のシーンで埋まっている中、八雲学園は相互通行型の授業を展開してきたことがわかるシーンをふんだんに掲載。
☆八雲学園のプログラムが先生方の「システム×デザイン思考」でしっかり創出されていることがよくわかるパンフレットになっていた。
☆近藤会長自ら、プログラム創出競争に積極的に立ち臨む意気込みがあふれていたのである。
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