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アクティブラーニングとは何か?(6) バージョンアップの動き

☆日本の中高では、やっとアクティブラーニングが普及し始めた。そして広がるや、アレッ?総合学習と変わらないのではないかという疑問がでてきた。学力は上昇しないのではないかという疑問がすぐにでてきた。

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Why We Changed Our Model of the “8 Essential Elements of PBL”≪Buck Institute for Education (BIE)≫のサイトから)

☆しかし、これはアクティブラーニングのシステムのせいではなくて、教師のスキルの問題である。

☆そして、この問題は、PBLの研究の老舗団体≪Buck Institute for Education (BIE),≫でも大きく取り上げられ、PBLのモデルチェンジを公開している。

☆同じことがIBのTOKでも起き、今年からTOKのアクティブラーニングはバージョンアップする。

☆もちろん、似たような問題が起きているが、問題のベクトルがBIEとIBでは違う。

☆前者は「知識→理解→応用」の広がりを拡大したいということであり、後者は「論理的思考→批判的思考→創造的思考」の深さをもっと掘り下げたいということだろう。

☆広がりと深さと言ったところで、それはメタファーに過ぎない。結局BIEは公立学校をベースにしているから、基礎から広げていくとやがては創造的思考に行きつくだろうから、まずは「知識→理解→応用」を広げるだけ広げようということなのだ。

☆IBの方は、インターナショナルスクールや私立学校がベースだから、「知識→理解→応用」は大前提だが、ダイレクトに創造的思考に挑戦しようということだろう。

☆しかし、どうしても違いばかりに目が向くが、実は両者ともに共通していて、日本のアクティブラーニングの多くが見逃す教師側のスキルがある。

☆それは、生徒の声で(SV:Students Voice)ある。生徒の何気ない声は、プログラムがその生徒にマッチングしていない反応であるというリフレクションが瞬時にできるスキルが、アクティブラーニングでは最重要である。

☆当然、SVを聴くや、プログラムを補強するリファインもセットだ。たとえばSVがそんなことが知りたかったという声だったとしたらどうだろう。その解答を教えるのではなく、その生徒が自分で問える環境をサッと組み込むというスキルが極めて肝になる。

☆研修旅行中ならば、この時間の割り込みは問題ないが、通常の授業時間だとなかなか厳しい。そんなときICT環境は極めて重要なツールになるだろう。

☆とにも、世界同時的にアクティブラーニングのバージョンアップが起きている。日本でも早晩そういう方向にシフトするだろう。

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