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アクティブラーニングとは何か?(8)フェイントとしての表層的問い

☆アクティブラーニングとは、表層的な問いから深層的な問いに広まり深まっていく学びの過程。ところが、表層的な問いかどうか、はじめは生徒はよくわからない。それゆえ、ディス化ションも、盛り上がりはするが、どこか上滑りしたような問いと答えの連鎖のコミュニケーションで終わる。

Oxon
☆前回のリクヴィルの問いとシゴルスハイムの問いは、表裏一体で、前者は一見表層的だが、それはフェイントであったことにシゴルスハイムで生徒は了解する。

☆だから、BIEがPBLの構成要素として、「重要な意義のある問い」を設定していたが、今年からはそこは「キー認識」としてコンセプトをチェンジした。

☆「キー認識」とは、提示した認識が露骨に重要である意義を放っているのではなく、重要な意義ある問いを見出す「認識」の仕掛けということだろう。

☆それを私は「頭のフェイントとしての表層的問い」としたい。

☆オックスブリッジは、Aレベルでは差がつかないから、口頭試問を実施する。そのときの問いは、たとえば、「カタツムリは意識があるか?」という問い。

☆幼児が大人に質問するような問いではないか。一見表層的。しかし、意識があると回答したら、オックスブリッジの教授陣は、基礎知識がないねと回答するだろう。意識がないと回答したら、常識的だねと教授陣は返すだろう。

☆yes no問題だと思ったら、なんとAIは意識を構成できるかまでに発展する「頭のフェイントとしての表層的問い」だったのだ。

☆さて、この「カタツムリに意識はあるか?」という問いからどのような深層的な問いが広がり深まるのだろうか?

☆さて、これをアクティブラーニングのプログラムにするのはいかにして可能か?

☆実は、意外と簡単である。思考方法の基礎である徹底した比較ケースを並べ立てるところかはじめるとそれは可能だ。

☆カタツムリ以外の生物、火山活動、身近な物質、電池で動くカブトムシ、ロボット型掃除機、コンピュータ、人工知能、サイボーグ、クローン・・・。

☆比較して何が違うのか、何が共通なのか論じていく、その先に人間の固有の意識にジャンプすることになるだろう。

☆「多次元グルグル」という手法は、この過程を見える化したものである。そしてまた、これがかえつ有明のダッツン先生のTOK型哲学授業でもある。もっとも、この場合の哲学は、文化人類学、社会学、言語学、科学史、数学・・・など思考の思考の領域の話で、いわゆる哲学学とは全く違うものであるが。

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