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2016中学入試動向ウオッチ【003】 かえつ有明 アクティブラーニングの意味

☆かえつ有明の帰国生のTOK型の英語の授業は有名である。アクティブラーニングだし、哲学的だし、深い問いと回答の議論が巻き起こる授業。そして、それは、日本語ではあるが、中学の「サイエンス科」の授業でも同様だ。

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☆それだけでも、凄いのに、今春から高校募集を開始した新クラスは、今ケンブリッジ研修。その模様はfacebookで頻繁に情報が発信されているから、ご覧いただきたいが、その中には、たいへん興味深いメッセージが書き込まれている。

研修プログラムと学力観の関係について話をします。
私たちは、学力を3つの段階にわけて考えています。以下のような段階です。

・獲得段階(知っている段階・客観テストで点がとれる)
・発達段階(わかっている段階・知っていることをまとめてを表現できる)
・熟達段階(使える段階・自分と他人の考えを統合し、新たな視座をもつことができる)

何を知っているかでとどまるではなく、何を創造できるかまで飛んでいきたいと考えているわけです。

かえつ有明では、生徒がどの段階にいるのか、教員がどの段階の学びを促しているかを明確にするために、知のコードをつくり、発展させています。このクラスでは、この学びを促すために、アクティブラーニングを取り入れています。

☆知のコードを教師と生徒がシェアしながらアクティブラーニングをやることで、「何を知っているかでとどまるではなく、何を創造できるかまで飛んでいきたい」というプログラムが、今ケンブリッジで展開しているのである。

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第4回21会カンファレンス:かえつ有明のSGT佐野先生は、他校のSGTと協力しながら、率先してペンをとっている。佐野先生らしいリーダーシップのとり方だ。)

☆一方、かえつ有明のSGT佐野先生(部長)は、同僚と21会に参加し、かえつ有明の知のコードでいう「熟達段階」の問いかけを創意工夫するワークショップに参加。この段階の問いかけを創ることの深い意味を他校の先生方と分かち合った。

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☆そして、6月19日、かえつ有明は、日本私学教育研究所主催の研修会の会場校として、アクティブラーニングの授業を公開する。

☆ケンブリッジ研修から帰国した先生方と佐野先生と同僚の先生方が合流して、、「何を知っているかでとどまるではなく、何を創造できるかまで飛んでいく」アクティブラーニングをお披露目することになる。

☆昨今、アクティブラーニングの手法やノウハウばかりが話題になっているが、大切なことは、そこではない。

☆20世紀型教育が、知識偏重の授業になっていたために、他者との関係を重視する必要のない自己中心的な受験勉強が行われていても、それは放置されたままだった。

☆だから、そのことの反省に立ち、互いにリスペクトし議論し、与えられた知識を振り回すのではなく、むしろ新しい知識を生み出し、さらに協調しながらその探求を深めていくところに、アクティブラーニングの本当の意味があるのである。

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☆かえつ有明は、本物のアクティブラーニングを公開し、自己中心的であるがゆえに自己否定感の壁に囲まれている子どもたちを解放する嵐を呼ぼうとしている。新校長石川先生率いるチームかえつの大胆な挑戦が始まった。

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