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2016中学入試動向ウオッチ【012】 男子御三家の終わり(1)

☆本日、本郷で、東京私立男子中学校フェスタが開催された。天気も良く、多くの人が訪れていたように思われる。

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☆そいうわけで、11時からの男子御三家の校長鼎談は、さぞかし立ち見がでているほど集まっているだろうと思い、覗いてみた。

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☆しかし、開演されてからも1000人ほど入る講堂は、いっぱいにならなかった。家族連れや、教育関係者もいたから、500組くらいが参加していたということか。フェスタの参加者の呼び水となってくれればというのが、東京の男子校のねらいだったと思うが、どうやら限界が見えたというところか。

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☆一方個別ブースの方は、集まるところは集まっていた。聖学院、城北、芝浦工大、成城、芝など2020年の大学入試改革=新テストに対応できる前評判の高い男子校には、やはり途切れることなく受験生/保護者は訪れていた。

☆このコントラストは、言うまでもなく、御三家クラスの学校は、20000人の男子受験生うち10%にしか関心がないという事態が起こっていることを象徴しているのだ。

☆男子御三家クラスの学校は、SAPIXの独占だから、それ以外の18000人の男子受験生は、御三家以外の学校の教育の質の競争に意識が向かっている。

☆つまり、「男子御三家の終わり」がやってきたのだ。もちろん、男子御三家の偏差値が低くなるとか、生徒が集まらなくなるということを意味するのではない。フランシス・フクヤマの「歴史の終わり」のように、一つの時代が限界点に達したのだ。

☆従来の中学受験は、男子御三家とそれに続く男子校は、偏差値や大学進学実績で競争し、男子御三家はすべての男子受験生のメンタルモデルだった。だから、各男子校もミニ御三家を目指していた。

☆しかし、今や男子御三家は特異点で、SAPIXに囲われている空間である。もはやダンジョン化し、そこに近づくには、SAPIXのお札が必要だ。

☆だから、そんなバカバカしいお札なんかいらないという18000人の受験生/保護者からは、忘却される。そんなの関係ないと。

☆この傾向は、2016年中学入試ではさらに濃厚になるだろう。そして、その流れを、男子御三家の校長自らが語らないことによって、色濃く語ってしまったのが、今回のパネルディスカッションの大きな特徴だった。

☆本郷の北原校長が司会を務められ、そこを見事に暴き出した。あっぱれ北原校長。男子校の新しい受験市場創出に大きく舵を切った。(つづく)

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