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2016中学入試動向ウオッチ【013】 男子御三家の終わり(2)

☆本郷の北原校長がコーディネーターを演じた男子御三家の校長とのパネルディスカッションは、昨年に続き2回目であるが、昨年に比べ三者が跳ねるようなトークはなく、一見すると、牧歌的な話に終始した。

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☆最初の自己紹介の場面では、三校長とも実に趣味的な話に終始し、男子校は要はオタクが集まる場所なのだということを自ら示された。

☆しかしながら、ドイツリートにしても野菜作りや庭造りにしても、たんなるオタクなのではなく、そこから学びの方法や生徒の成長のヒントを得ているという展開。

☆しかし、これが精神年齢の高い現実的な女子生徒には理解ができない。だいたいバカにされるのがオチだ。だから男子は男子校にというまったく自然法則でもなんでもない20世紀産業社会構造がつくりあげた男女の差異を言っているに過ぎない。

☆趣味から学びに転換するのは、なんとも牧歌的で20世紀型。21世紀は、趣味的段階からデザイン思考を通してアートのレベルに飛ぶ。ここは非連続的に成長する。

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☆環境に左右される趣味段階から、パブリックなアートに飛ぶ次元では、男女の差はない。男子校が趣味という段階にこだわっているうちは、部活もその延長。大きな大会に出ない限り、趣味は趣味だ。

☆しかし、大会にでなくても、構えとして趣味を脱するところが極めて重要なのである。

☆いや、友情が育つといわれるかもしれない。そうだろうか?そうしなければ友情は成り立たないのだろうか?友情はもっと高いレベルでも成り立つのではないだろうか?

☆それはともかく、このような趣味人としての男子の育成は、御三家に限らず、すべての男子校で実践されている教育だ。この局面で御三家を選択する必要はない。

☆やはり御三家かそうでないかの違いは、偏差値や東大実績以外にないのではないか。教育の質での差異はないどころか、他の男子校の方が高い可能性がある。(つづく)

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