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2016中学入試動向ウオッチ【016】 「男子御三家の終わり」その時、塾はどう動くか?

☆「男子御三家の終わり」というのは、塾のマーケットから見れば、SAPIXが独占しているのだから、勝手に囲わせておこう。スケールメリットから言えば、御三家市場はまったく論外の規模だ。

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(本郷の学びの空間は、いつでもアクティブラーニングにシフトできる拠点がいっぱい)

☆残りの18,000人の男子中学受験生を獲得する方がよほど経済的なのである。そこに日能研はすでに気づいていたのだが、しばらく神秘的な魔王が支配していたから、どうもスムーズにシフトできなかった。

☆しかし、魔王の呪いから久々に解放され、もともとは今は亡きK氏の実に爽快なフラット化のミームがダイナミックに動きだした。このK氏の活躍こそ、中学受験を大衆化したのだが、やりすぎは何事もパラドクスを生む。

☆他界した後、魔王の呪いは拡大し強固になった。そこから日能研は転げ落ちるように消滅するかのように見えたが、そこにK氏の魂に火がついた。先代に忠実だったK氏が、蘇ったのである。なんてことはないが、大衆化とは違う次元のフラット化戦略を立てる若手が最後の希望の光となって、呪いを解いたようだ。

☆これによって、極めてリアルな展開をしていくだろう。その成果はすでに上がっており、日能研に生徒が戻りつつある。

☆そして、今度は御三家なぞ度返しして、それ以外の学校の教育の質の良さを広報し始めるだろう。2020年対応、アクティブラーニング、21世紀型教育は当たり前なのである。するとフラット化する。

☆それはAIロボット2045年問題に向かって歴史的必然なのである。

☆かくして、御三家はSAPIXに任せて20世紀型学力観の生徒ばかりが選択するようにする。これにて、「男子御三家の終わり」は成就する。

☆早稲田アカデミーが、「男子御三家」に意欲燃やせば、早稲アカも20世紀型学力を保持しなくてはならない。それはしかし、グローバル教育を導入した早稲アカとしては矛盾が生じる。資本主義経済において、経営の矛盾やファンタジーは衰退の道をたどるのは歴史的法則。

☆日能研は一挙両得になるので、早稲アカがSAPIXと競争するのは最高にラッキーなのだ。

☆2020年、東大自らが東大ピラミッドの知の硬直化を崩しにかかっている。勝利の女神がほほ笑むのは、いずれだろう。

☆簡単だ。ETSやピアソンの路線を歩ける教育産業がサバイブできる。それはすくなくともSAPIXではない。

☆よって「男子御三家の終わりは」まじ確定だ。もちろん、その呪縛から解かれれば話は別であるが。

☆大きな物語が消失して久しいが、中学受験市場においてもようやくおとぎ話の時代が終焉を迎える。

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