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2016中学入試動向ウオッチ【023】 三田国際 今年も人気爆発!

☆本日、今春人気ナンバーワンの三田国際は、今年度第1回めの中学説明会を開催する。そして、その人気はやはり龍のごとく天高く昇っている。

Mita

☆今年中学受験市場は、下げ止まり再び盛り上がりそうな気配なのであるが、その市場をぶっちぎって牽引するのが三田国際であるのは明らかである。なんといっても、今回午前の申し込みを公開したら、瞬時に満席になり、午後の説明会を特設した。

☆すると、それもあっという間に満席。それゆえ、夕方の説明会も増設という人気爆発状況なのである。

☆この人気爆発の理由は何であろう。今や中学受験で、三田国際の説明会に行ってきたという保護者間の情報交換はステータスでもある。

「行ってきたけれど、本当にすごかったわよ。今までの私立中学とは雰囲気も先生方の知性と情熱も全然違ったわよ。」

「じゃあ、今度行ってみるわ。情報に乗り遅れるところだったわよ。ありがとう」

「〇〇さんのところは、今中1で三田国際の本科に通っているって。大満足だし、相互通行型授業は、インターナショナルクラスと同じようにあって、とにかく授業に取り組むことが楽しいんですって」

「やっぱり、先生が声をかけてくれる頻度が高かったり、話し合ったりするチャンスが多い方がやる気も起きるから、魅力的ね」

☆おおよそこんな保護者の会話が玉川高島屋の各階の喫茶店でなされているのではないか。もちろん、この会話はフィクションではなく、幾度も私がその場面に遭遇しているのだ。

☆それにしても母親というのは、勘が鋭い。情熱的だという点のみならず、「知性」というところをキャッチしている。それが果たしていかなるもかは、まだこれからだろう。しかしだからこそ、理解を深めたくてリピーターも多いのであるが。

☆ともあれ、この「知性」は、ここにきて「知の理論」として注目されるポイントである。「知」というとどこか胡散臭く、哲学的で、難しそうというのが、昨年までの雰囲気だった。

☆かつて、東大のサブテキスト「知の三部作」がベストセラーになったときがあるが、それを日常に持ち込むと、粋じゃないなあ、ベタだなと敬遠されたものだ。特にモノづくりの会社に勤務している保護者には、現場がわかってないと言われた。

☆それは現場の教師も同じだった。

☆しかし、今や「知」を軽視することの危うさを問いかける東大と京大の総長の協働作業は、「知」の復権の兆しであるかのように世間に映し出されている。

☆国際バカロレアのTOKも「知の理論」と訳されているぐらい。けっして「知識の理論」と訳さないで欲しいとIB機構から注意されているぐらいでもある。

☆つまり、「知」とは「知識」と差別化される言葉になりつつある。2020年大学入試改革は、「知識偏重」から「知の重視」へという大転換を示唆しているのだろう。

☆さて、そうなると三田国際の教師は俄然アドバンテージが高くなる。というのも、同校の多くの教師は、心理学や社会学、哲学など「学問」と学習理論という「理論」と生徒との相互通行型コミュニケーション授業で行う「創意工夫」が一貫しているからだ。

☆どんなに「創意工夫」する情熱を持っていても、それが「理論」や「学問」に根付いていないと、たんなる趣味や思い付きになる。それでは、学校全体が一丸になれない。

☆それぞれの教師の独自の取り組みが、「理論」や「学問」と結びつくことによって公共性や普遍性の意味がにじみでてくる。っそれだけ、授業の価値が社会貢献につながる。

☆三田国際の教師の授業は、すべて「学問」-「理論」-「現場の創意工夫」が有機的に結合している。これが「知性」として保護者には感じられるのである。

☆なぜ保護者はそういう感性を持っているのだろう。特に40代の保護者は、大学の教員と中高の教員をセパレートしない。むしろ連続性が当たり前になっている。一昔前は、大学の教員と中高の教員は、研究者と教育者の違いが明確だった。

☆しかし、今やその境界線は越境されている。だからこそ2020年大学入試改革は、高大接続システム改革という次のステージに進んでいるのである。

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