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2016中学入試動向ウオッチ【057】品川女子学院と東京女子学園 新駅で相乗効果

☆2020年東京オリパラまでに、品川と田町の間に新駅が誕生する。渋谷、新宿、池袋、隅田川なども都市再生開発が進んでいて、東京は活況を帯びている。

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☆用賀の隣の駅二子玉川の再開発は、楽天が本社移転し、オフィス、高層マンション、ショッピングモールなどが集結し、当然そこには若い家族がやってきて、彼らのニーズに適った教育を拓くことによって、三田国際の奇跡の教育に少なからず影響を与えた。

☆これと同じようなことを、品川と田町の間の新駅構想はもたらす。その他の都市再開発も同様だ。

首都圏模試センターによると、

品川女子学院中等部〈東京都品川区・女子校〉が、来春2016年入試では、これまで2月4日に4科目で実施してきた第3回入試を「4科目・表現力総合型」の入試に変更することを先に公表しました。

☆品川女子も中学入試改革を行うのである。昨年から品川女子学院は、SGH指定校に認定されているぐらいだから、もともとアクティブラーニングは行ってきたし、これからも力を入れていくのだから、むしろ入試改革は遅いぐらいかもしれない。

☆一方田町の東京女子学園も、総合学習型アクティブラーニングを教科の授業型アクティブラーニングに変換する授業改革に挑んでいる。当然そのエッセンスを表現する問題解決力をベースにしたPISA型入試を来春行う予定。

☆新駅構想は、二子玉川再開発以上に、オフィス、ショッピングモール、高層マンションが充実するだけではなく、新幹線や羽田や成田への交通網もたいへん便利で、グローバル人材の交差する拠点となる。

☆東京オリパラの時には、訪れた外国人の子弟の短期留学先が必要になる。そのときに4技能でトレーニングされた生徒がたくさんいて、授業も対話やディスカッションベースのアクティブラーニングが浸透していれば、日本文化を学べるインターナショナルスクールのような環境が整っている東京女子学園や品川女子学院が多様性の拠点になる可能性が高い。

☆したがって、ハイレベル英語とリベラルアーツベースのアクティブラーニングの整備は急務なのである。

☆同時に2020年は大学入試改革でもある。文科省は当然オリパラと大学入試改革は重ね合わせ戦略で動いているから、新駅構想は、教育と関係がないということはない。

☆この東京オリパラに向けて動いている東京シティ大改革こそ、クリエイティブ都市構想に他ならない。私立学校から新私学人=クリエイティブクラスとしてのグローバルリーダーが集積していく時代が到来したのである。

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