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2016中学入試動向ウオッチ【067】 早稲田附属校と係属校

☆7月首都圏模試「統一合判」のデータによると、早稲田実業中等部の志望者総数前年対比は、117%。早稲田高等学院中学部は、114%であるが、係属校早稲田中学は、82%。

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(「2015年早稲田中学校資料」から)

☆早稲田事業や早稲田高等学院は、SGU早稲田大学に進学することを目的とする層が受験するから、SGU大学附属の人気の傾向が反映している。特に早稲田高等学院は、相当自由な校風だし、SGHにもなり、中高時代から早稲田大学との連携プログラムがアクティブに行われている。

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☆一方係属校早稲田中学は、駒東や桐朋と同じ感覚の層が受験生。隔年現象と桐朋の2回入試実施が多少影響しているのだろうが、大勢に問題はない。

☆むしろ、今春慶応大学の合格者が104名と例年に比較しておよそ倍増である。附属校とはだいぶ雰囲気が違うだろう。相変わらず東大合格者も医学部進学者も多い。

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☆ただ、「東洋のイートン校」になることを目標にしている割には、まだまだグローバル教育のイメージがない。ただ、進路先はすでにスーパーグローバル大学がほとんどだから、大学入試が変われば、いつでもそれに対応するように変わるよという自信に満ちた姿勢なのだろう。

☆しかし、その勇姿は、グローバルな世界から客観的にみると、あるいは海城と比較すると、相対的に3Tの1つトレランスを欠くのではないかと感じてしまうのだが、それは思い過ごしということだろうか。

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