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2016中学入試動向ウオッチ【071】 聖徳学×順天×杏林大学×元青年海外協力隊 高校生が世界を創る

☆聖徳学園のグローバル教育センター長の山名和樹先生から連絡があった。何やらすてきなシンポジウムを開催するという。しかも主人公は高校生や大学生。「日本型グローバルリーダーとは何か?」について、自分たちで講演し、パネルディスカッションまで実行するというから、この18歳有権者誕生のタイミングで、なんてアクティブなのだろうと感じないわけにはいかない。

Jica

日時: 8月21日(金)14:00〜15:40(13:45一般受付開始)

会場: JICA地球ひろば(JR中央線 市ヶ谷駅徒歩10分)セミナールーム202AB

参加者: 聖徳学園高等学校(7名)、順天高校(2名)、杏林大学(大学生1名)、JICA元青年海外協力隊隊員(1名)

☆目的は、 「グローバル社会において、日本人の特性を生かしたリーダーシップを発揮するにはどのようにすれば良いのか?」をテーマに次世代を担う高校生が考える機会とする。シンポジウムへ向けた準備において、生徒達には自分達が持つアイデンティティーについて深く考え、新たな価値観を発見する機会ともしたいということのようだ。

☆プログラムによると、中央大学の小川正純教授もコメントをするようだ。教授はアジアを中心に国際交流ネットワークを築いているから、アジアにおけるグローバルリーダーはいかにして可能かというシンポジウムになるのかもしれない。

☆古代ギリシャというアジア圏が発明したデモクラシーのコンセプト。その実現態は、欧米に広がるや、近代化を牽引してきたが、再びギリシャ問題に直面して、限界が露呈し、今、本来のデモクラシーとは何かが問われている。

☆私たちの国政を見ても、その問いは自分たちにも投げられていることは明らかである。

☆そろそろ、アジア本来の未来のデモクラシーを導きだしてもよいかもしれない。誰に拠ってか?未来を創る今の高校生や大学生がアクティブにグローバルにコラボしてということだろう。

☆今アクティブラーニングは、あたかも2020年大学入試問題に対応するための新しい方法と思われているが、実は、今目の前の生徒が未来に到達したときに、自分たちの手で政治経済社会システムを新たに構築するための備えであるというのが本来的なのだ。その未来は、しかしすぐそこだ。

☆今回の聖徳学園と順天学園のコラボは、その価値意識の転換に世の中が気づく大きな契機となろう。

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