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2016中学入試動向ウオッチ【076】 この夏どういう勉強をするか(3)

☆この夏漢字や慣用句など語句問題を憶えたいという皆さんもいるでしょう。最終的には、それらの知識は1000個くらいで十分なので、記憶という点では、秋以降でも構わないのです。この夏は、知識を憶えたら、それが読解リテラシーにもつながるという勉強をしたほうがよいのでは。

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☆そういう意味では、反対語とか対義語とか呼ばれる語群はおさえておいた方が良いですね。たとえば、「過去」の反対語は「未来」となっているわけですが、これをただ憶えてもあまりおもしろくありません。

☆それより、「過去」「現在」「未来」の違いはどう違うのか考えます。文章題では、時間についての説明文で出題されるというより、社会の在り方や人間関係の課題を考える時に役に立つますね。物語でも「モモ」なんかが出題されると、内的な時間や円環的な時間が、人間の信頼関係や愛をつくっていくうえで大切だなんてテーマがでてきたりします。

☆そんな感じで、読解リテラシーにストレートに役立つ反対語は、

安全と危険
公と私 
主観と客 観
発信と受信
楽観と悲観
利益と損失
一般と特殊
形式と内容
原因と結果
権利と義務
生産と消費
全体と部分
創造と模倣
理想と現実
確定と未定

☆慣用句も、身体を使ったものを考えてみると物語や詩を読むときに役立つし、なんといってもお互いの感情の豊かな交わりを生み出すことができます。たとえば、表情は気持ちに直結しますから、「顔」を使った慣用句。

•顔に紅葉を散らす
•顔向けができない
•顔を貸す
•顔を作る
•顔を出す
•顔を立てる
•顔を見せる
•合わせる顔がない
•浮かぬ顔
•大きな顔
•顔色無し
•涼しい顔
•何食わぬ顔
•澄ました顔
•知らぬ顔の半兵衛
•顔に書いてある
•顔に出る
•顔を潰す
•顔を振る
•顔を汚す
•顔向けできない

☆これらを、自分なりに分類(カテゴリー分け)してみましょう。分類分けするとき上記の反対の関係なんかも使えるかもしれません。正解があるわけではないので、思い切って自分なりに工夫して絵(マインドマップ)など書いてみるといいですよ。口や手、足なども同じようにやります。ワクワク学べるのも夏ですからね。

☆それから、同訓異字はもおさえましょう。これは置き換えや比較の読解リテラシーの時に役立つはずです。

明ける・空ける・開ける

熱い・暑い・厚い

写す・映す・移す

収める・治める・納める・修める

務める・努める・勤める

解く・説く・溶く

測る・量る・計る・図る

☆漢字の知識としては、これらだけではなく、もう少しよくでる同訓異字があるけれど、まずは、これらを熟語に置き換えたりしながら、違いを考え、どういう場面で活用されるのかイメージしてみましょう。国語のみならず、他の教科でも役に立つはずですよ。

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