21世紀型教育2.0
☆それは、これからの説明会・見学会のポイントについてである。
1)2020年大学入試改革について
2)中高の授業改革(21世紀型教育2.0)
3)中学の入試改革
☆今年は、どの学校も2020年大学入試改革についてはおそらく語るだろう。実際に2020年大学入試改革があることをご存知の方挙手していただけますかとお願いしたら、保護者は全員手を挙げてくださった。
☆これだけの関心の高さであるから、語らない学校はないだろう。ただし、どこまで語るかは重要で、思考の深さ(昨日はタキソノミーの6段階を紹介した)まできちんと語れる学校は本当によく考えていると付け加えた。
☆大学入試改革があれば、当然それに接続する中高のカリキュラムや授業は変わる。授業改革つまりアクティブラーニングについても語ってくれる学校を選びたいと紹介した。
☆そして、授業が変われば、入試問題は学校の顔なのだから、その授業改革に応じた入試問題の改革もあるのが本来的な私立学校だとも語った。
☆しかし、その中で3つの改革ポイントが、「21世紀型教育2.0」でなければならないということについては、詳しく説明できなかった。イメージを持っていただくために、上記のような表をつくった。
☆これは21世紀型教育1.0と比較すると比較的わかりやすいだろう。1989年のベルリンの壁が崩壊して以降、すでに21世紀型教育1.0は始まっている。たとえば、洗足、攻玉社、聖光、渋谷教育学園グループ、頌栄といった帰国生入試で成功ししている学校の授業や入試問題は、21世紀型教育1.0の表に照合するとわかりやすいだろう。何せ、このときは従来型の大学入試なのだからしかたがない。
☆しかし、それを意識し直し、渋谷教育学園グループのようにSGH指定校になり、21世紀型教育2.0に進んだところもあるが、そのほかはすでに21世紀型教育をやってきたと思い込み新しいパラダイムに気づいていないケースもある。
☆そしてさらに、2045年のAI問題を意識し、21世紀型教育3.0へのビジョンを持っている学校もある。21会の多くの学校は、すでに21世紀型教育2.0のカテゴリーはICT以外のところはほぼほぼ達成し、21世紀型教育3.0に向かっている。
☆ICTで21世紀型教育2.0を満たしている学校は、21会校の中では、桜丘、三田国際、聖徳学園、工学院、東京女子学園。
☆進化の途中ではあるが、21世紀型教育3.0に手がかかっているところは三田国際とかえつ有明、工学院であろう。
☆表の見方について、詳しい考察はいずれ。
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