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クリエイティブクラスを生み出せる学校を探す理由。

☆2020年東京オリパラに向けて、東京シティはクリエイティブ都市に変貌しようとしている。山手線の周り、隅田川―豊洲―スカイツリーエリアなど急ピッチで工事が進んでいる。

【公立学校の制度的構造イメージ】

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☆今回の都市再生はもちろんハコモノづくりではない。世界のクリエイティブクラスが暮らしやすい交流しやすい都市づくりとなる。このクリエイティブクラスは、しかしながら、学校によって育成されるから、文科省はオリパラに合わせて2020年大学入試改革や学習指導要領を変更し、グローバル教育、グローバル大学を推進している。

☆しかし、教育行政の構造上、公立学校からクリエイティブクラスがどっと生まれることは難しい。それは東大教育学部とその運営ビジネスをを請け負っているBenesseが、教育制度変更に影響を与え、教育政策にも影響を大きく与えているからである。

☆公立学校は、そのような上からの制度や政策に従うよりしかたがない。それゆえ、どんなに教科横断型とかアクティブラーニングをやっても、東大教育学部とBeneesseの手のひらの上で創意工夫するのがやっとである。

☆1989年までは、それで十分な労働力を養えたのである。だいたい海外の情報など、東大の学者という限られた人材にしか情報はいきわたらなかった。今ではピンとこないかもしれないが、本当に島国の中でお山の大将をやっていれば十分に安心安全な暮らしができたのである。

【私立学校の制度的に相対的に自由である構造イメージ】

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☆ところが、私立学校は、相対的に教育委員会などから自由だから、独自の建学の精神である教育理念に基づいて、時代の要請に従って不易流行のビジョンをバージョンアップさせながら学校づくりができる。そしてそのようなバージョンアップができるのは、学校がソフトパワーを重視しているからである。

☆海外の情報も、学校が独自にリサーチして収集分析できるのも私立学校の大きな特色である。

☆ただし、欧米と違い、戦後日本の近代化路線は、階級構造をできるだけ払拭しているために、助成金のない私学経営はできない。そのため、学校の中に、ハードパワー化される学校も包括している。

☆だから、私立学校は、普遍的な、今で言えばグローバルなスタンダードである教育理念から教育制度や政策が大きくずれていないかどうかクリティカルチェックをしながら、妥当なハードパワー化される学校の部分を抱きながら、そこの部分で助成金分の働きができるようにしている。このクリティカルチェックを私立学校が各自治体ごとに協会をつくってある意味ロビー活動をして行ってきたのだ。

☆ただ、ここまでグローバル教育の情報が簡単に手に入るようになると、私立学校は、教育制度や東大教育学部・Benesseの情報、教育政策に翻弄される必要はまったくなくなり、図で言えばグレーの部分は、私立学校にとってはできるだけ小さな政府であることが望まれるようになる。

【21世紀型教育校の制度的に限りなく自由である構造イメージ】

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☆21世紀型教育推進校は、実はこのグレー層が薄くなっていくのである。もしクリエイティブクラスをたくさん輩出するとなると、近い将来はその同窓力が資金調達の大きな使命を考案しはじめるからである。

☆その中高出身者であることに投資がされるようになれば、彼らは母校のソフトパワーをより強化しようとしだすだろう。

☆そのためには、21世紀型教育を推進する学校には、SGU以上の大学に100%進むという歴史的論理的必然性が生まれてくる。

☆残念ながら、SGU以上の大学に行かなければ、グローバル世界の中にあって、日本にいてもサバイブしにくい時代がやってきてしまったのである。しかし、それはファーストクラスからクリエイティブクラスへの動きなのである。

☆すなわち、一方で自分の限りなき才能とそれを引き出すテクノロジーと多様な人材と寛容にコミュニケーションできるソフトパワー(3T)を身につけることは、志次第で誰にでも機会をつかむことができるのだ。まずはその機会は21世紀型教育を創っている学校に行くことから始まるのである。

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