2016年中学入試【学校選択】のヒント(1)
☆ところが、冷戦終焉以降、グローバルな動きが加速し、言語、技術、情報、金、人材、商品などもどんどん越境的な動きになり、いよいよここにきて知識基盤社会(この「知識」は「知」というほうが適切だろう)の全貌が見えてきた。
☆こうなると、冷戦以前の20世紀型教育の指標だけで学校選択をするのは、いささか時代錯誤。かといって2020年の風景がまだ明確に見えていないから、完全に21世紀型教育だけで選択することもできない受験生/保護者は3分の2はいる。
☆そこで上記のように20世紀型教育指標と21世紀型教育指標の両方でスコアを合算し、その教育レベルを出した。
☆桜蔭などは20世紀型教育レベルだとほぼ70%は到達しているのに、21世紀型教育を加えると、27%までしか到達していない。まったく21世紀型教育をカバーしていないといえる。もちろん、同窓力でカバーしているという伝統的なパワーを持っているから、学校当局は、だからなんだというのだと一笑にふすだろう。
☆それは学校の経営マネジメントの価値観の違いだから、どちらがよいとかいう問題ではない。21世紀型教育が本当に必要だとなれば、そう動きますよというのでもよいし、今から備えておきましょうというのでもよいわけだ。
☆ただ、20世紀型教育と21世紀型教育の両方の波が、いまここでぶつかりあっていることは説明するまでもない。だから、この状況の中で、学校選択を考えるとしたら、どうするかそのヒントを探っているだけである。
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