« 三田国際 突出するわけ | トップページ | 富士見丘 大転換。桜蔭を超えるときが来た。 »

八雲学園のアクティブラーニングそして本物教育

☆2020年大学入試改革の話題に伴い、4技能の英語力の重要性や社会や国語などで行われる合教科の話題もでている。この流れの中で、ヨーロッパで議論されているCLIL(Content and Language Integrated Learning:クリル)という英語教育法に注目が集まっている。

Yakumo
今UCサンタバーバラで3ヶ月留学している八雲生

☆そうなると英語教育で常に注目されている八雲学園の動向が気になるだろう。しかし、CLIL自体最近生み出されたものではなく、20世紀末に確立されてきた方法論。

Clil2

☆スキルベースでもタスクベースでもなく、コンテンツベースでアクティブラーニング型の方法論。これはまったく八雲学園の英語教育と同発想。スキルを身につけるだけではなく、自分の想いや社会の課題を引き受ける世界観を最終的にはきちんと言語で発信できるようにしようという点でまったく同じ発想。

Yakumoe
☆したがって、八雲学園は芸術鑑賞、多様な行事、多様な研修旅行によって、生徒1人ひとりの好奇心を旺盛にし、多くの気づきが生まれる機会をつくっている。

☆またそれは体験学習ではなく、探究学習であって、必ず調べて、チームで議論して、最終的には文化祭をはじめとする行事でアウトプットする。そういう意味で、日本語と英語で行われるが、Cognition(思考)を実践的にトレーニングする学びのシステムがしっかりしている。

☆それから注意しなければならないが、CLILは英語学習の方法として日本では広まっているが、これは言語学習と広くとらえられているのがもともとの発想である。だから、八雲学園は日本語でもCLILを実践してきたといっても過言ではない。

☆ともあれ、八雲学園のこの探究学習で、コミュニケーション力が育ち、その拠点が多様な行事を運営する委員会というコミュニティにあることは説明する必要はないだろう。

Yakumo3

(サンタバーバラで学ぶ八雲生とスカイプで情報交換する在校生)

☆そして、3か月留学プログラムを通して、日本語で行っているのと同レベルの探究学習を英語で行っているのが八雲のいまここでである。しかも同学園の場合、一握りの優秀生を輩出することで満足しない。在校生全員が、3か月留学の成果をシェアしていく次のステージに進む。

☆いわば、3か月留学も、多様な委員会と同様、八雲コミュニティの1つなのである。それぞれのコミュニュティの実績をシェアしていく学園。これが八雲学園の教育の質であり、1人ひとりの創造的才能が豊かになっていく学びのシステムである。

☆八雲学園の探究活動は、6年間の壮大かつ多様なプロジェクトで成り立っているので、八雲の全貌を見るのは難しい。それゆえ、説明会に多くのパフォーマンスや体験学習がセットされている。つまり、これを今はやりの方法論で言えば、共感ベースのデザイン思考。もちろん、それも八雲学園は久しい前から実践しているのである。

☆今春、この新しい英語教育の流れの中で生まれた上智大学のTEAP入試で見事に合格したOGが輩出されている。時代の変化や要請にすぐに対応できるのは、学園創立当初から本物教育に取り組んできたからである。

|

« 三田国際 突出するわけ | トップページ | 富士見丘 大転換。桜蔭を超えるときが来た。 »

21世紀型教育」カテゴリの記事