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2016中学入試 どうなる私立中学【01】三田国際 新発想で更なる進化

☆今春から夏までは、2020年大学入試改革と学習指導要領改訂と中学入試は連動する動きだった。その動きを牽引したのは三田国際で、その同志校21会校も勢いがよい。そういう物語を来春語ることになるのかと思いきや、さすがは激動の時代、そうは問屋が卸さなかった。

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(奇跡は起こすものである。三田国際の説明会で静かな情熱で語りかける大橋学園長)

☆というのも、公立学校も私立学校も一斉にアクティブラーニングの連呼だし、文科省も毎月のように審議の中間レポートや資料を公開。そのたびに改革の論点が整理され、深まっていくほどの本気度を見せている。

☆これでは、三田国際や21会の活動は、すぐに追いつかれてしまう。さあ、どうしよう。という話になるのかと思ったが、昨夜大橋先生と電話で対話をしていたら、何をそんなちっぽけなことを言っているのかと叱られた。

☆なんちゃってアクティブラーニングだから、実際にはできないからやれるものならやってみろという構えで行きますかと聞き直すと、再度本当にそんなドメスティックなことを言っていてよいのですかと、またまた叱られた。

☆大橋先生が語るには、「今回の文科省の教育改革は、時代精神を引き受けたかなり誠の道を進んでいる。しかし、文科省はそれを実現する詳細なアクションプランは示していない。このままだと、多くの学校が混迷しているように、あれもやりますこれもやりますで、先に進まない。どんなにすばらしいものもマネジメントを間違えるとうまくいかないのは、火を見るより明らかである」と。

☆つまり、「この改革の肝は、少しでもはやく前に進むことなのだ。世界も未来も待ってはくれないのだから、できるだけ速やかに先に進むことを巧まなければ、今目の前の子どもの未来は悲惨だろう。これは、独り三田国際だけががんばっても、21会だけががんばってもほんの一握りの子どもだけが救われるだけ。いや、そもそも21世紀型教育に全体が変わらなければ、国の政治経済は劣化し、だれも救われなくなる。それでは困るのではないかという危機感が肝心。海外に脱出すればよいといっても、その海外も同じ構造だとしたら、これはもはや私立中学入試マーケット特有の話ではなく、教育におけるグローバルイシューぐらいの大きな問題なのだ」と。

☆したがって、「本物のアクティブラーニングを実践するにしても、優先順位がある。それさえ間違わなければ、今回の教育改革は成功する。もちろん、三田国際は、そこに集中して実行しているから、加速度的に授業の精度があがり広がりと深さが生半ではない。このシンプルな提案を、今度の21会定例会で今一度確認し、10月25日の第5回21会カンファレンスで語ることにする。」と大橋先生は語る。

☆10月25日第5回21会カンファレンスでは、時期的に大きく3つ柱を中心に展開する。

①21会の21世紀型教育2.0の成果

②21会の21世紀型教育2.0の新機軸

③21会の創造的思考力養成プログラム体験

大橋先生は、来年に向けての新機軸を中心に話される予定。昨年もそうであるが、このカンファレンスで大橋先生は新しい実践や戦略について語る。乞うご期待。

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