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2016中学入試 どうなる私立中学【08】 慶応湘南藤沢の人気

首都圏模試センターWebサイトに掲載されている9月度の各校志望者数(前年比と成績分布)のデータ「度数分布表」によると、慶応湘南藤沢は男子志望者も女子志望者も前年対比は増えている。

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(慶応湘南藤沢は、11月29日に行われる首都圏模試センターの最難関模試の判定校に入っている)

☆ある意味、2020年大学入試改革のエッセンスは、すべて慶応湘南藤沢キャンパスが開設当初から行ってきた発想である。

☆もうそれから25年経つが、やっと時代が追い付いてきたということか。考えてみれば、高校になるまでに、CEFR基準で英語はB2レベルがほとんだろう。

☆アクティブラーニングもやっているし、SGH指定校がつくっている特別カリキュラムも大いにやっている。現代思想講座やロボット講座などのようなワクワクするような探求講座が目白押しだ。

☆ほとんどの生徒が大学はそのまま慶応SFCキャンパス。すでにOB・OGはIT起業や社会起業をして活躍している。

☆2030年、2045年、ITイノベーションがもっと進み、AIロボットがロジカルな仕事はどんどん人間の代替を果たしていく時代。

☆新しい仕事を創造していく人材が求められている。その先鞭を付けているのが慶応湘南藤沢だろう。

☆神奈川エリアの私立学校が21世紀型教育に盛り上がらないのは、すでに慶應湘南藤沢がそのような教育を希求する受験生を吸収してしまうからだ。

☆他の21世紀型教育を望む受験生は、逗子開成、公文国際、桐光、湘南学園に進学すればよく、それ以外の受験生は、まだ20世紀型教育しか目に入ってこない。

☆同じ神奈川でも、多摩川沿いの受験生は、東京圏に出れば21世紀型教育を行っている学校はたくさんある。神奈川エリアの受験事情がはっきりわかる慶応湘南藤沢人気現象である。

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