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21世紀型教育における「中学入試と2020大学入試改革」の秘密(8)

☆昨日12日(土)、富士見丘では、高校生対象の学校説明会、SGHの慶応大学の大川研究室との連携プログラム、中学入試の「思考のスキルアップセミナー」などの教育活動が目白押しだった。

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(高校説明会は、最上階ペントハウスラウンジでカフェの雰囲気で開催)

☆しかし、その目白押しの活動をすべて観察(同時並行で行われる時間帯もあるのですべてを完全には見ることは出来なかったが)すると、富士見丘の教育デザインの緻密さと大胆さがわかる。またそれを運営している先生方の姿に、なるほどそこに良質教育を生み出している秘密があるのかと了解できる。

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☆教育参与の大島先生は、富士見丘のSGH(スーパーグローバルハイスクール)によって、集まった受験生の10年後の生活がどうなるかを共有した。吉田校長の英語教育とSGH教育のカリキュラムポリシーと相まって、ディプロマポリシーも明快になった。

☆教務部長の関根先生のカリキュラムマネジメントの話は、慶応大学との連携プログラムと重なったので、聴くことができなかったが、より具体的な教育実践と効果を話されたことは想像するに難くない。

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☆さて、慶応義義塾大学大学院メディアデザイン研究科との連携プラグラムの目的は、ICTを使った、アジアの国とのディスカッションを通じながら、グローバルな問題解決を探求していく21世紀型スキルを体得するコト。

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☆今回は4回目で、3回までにリサーチ-編集してきたグローバルな世界に対する想いを、タイ、カンボジア、マレーシア、日本をスカイプでつなぎ、英語で語り合うシーンだった。5つの教室に分かれてディスカッションベーストラーンングやプレイフルラーニングを行っていたが、各教室に大学院生が3人ずつぐらいサポートしていて、その多さに驚いた。

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☆しかし、さらにスカイプの向こうでサポートしている大学院生も留学中の同大学大学院生だというから贅沢な大プロジェクトなのだと感動した。

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☆午後からは、思考力入試の対策講座である「思考のスキルアップセミナー」が開催された。

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☆富士見丘は、SGH指定校であるから、2020年大学入試改革とそれに伴う学習指導要領改訂の接続のモデル校でもある。したがって、たとえば、2020年から始まる「大学入学希望者学力評価テスト<仮称>」に対応できる力を身につけるカリキュラム作りをしていることになる。

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☆つまり、「大学入学希望者学力評価テスト<仮称>」が評価する次のような4つの力を想定した教育が行われるわけだ。

①推論、仮説の形成

②学習を通じた創造的思考

③適切な判断・意思決定

④相手や状況に応じた表現や構成

(「高大接続システム改革会議」中間まとめ2015年8月5日配布)

☆したがって、思考力入試も上記4つのポイントにマッチングするように設計される。その試行テストが、今回のセミナーで公開されたことになる。

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☆今回のテーマは「暗号」。「暗号」とは知らせたい相手にしか情報の表現が伝わらないようなシステムであるが、そのシステムを言語の世界においてどう創っていくのかまさに創造的思考を生み出していくセミナーとなった。

☆暗号とは何か仮説を立てながら、暗号の世界を実感するために、iPadで検索する体験もした。

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(暗号は空間にも隠されている。教室中を探し回り、ゲットした暗号をグループで解読し合う。プレイフルラーニングのプログラムもしっかり埋め込まれていた)

☆暗号の基本的な創り方は、記号の置き換えと記号の配列変換。「置き換え」と「配列変換」は、暗号に限らず、意味世界の作り方の基本でもある。

☆遺伝子の構造、物語の構造を考えるときに必要なスキルだったのである。

10月25日(日)の第5回21会カンファレンスでも同質の「思考力ワークショップ」に参加できる。このよなチャンスは今のところ塾では体験できない。適性検査やPISA型テストなどにも応用が効くワークショップ。レゴやiPadも活用できる学力アップのきっかけになるだろう

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