« 2016年子どもに本当に必要な学校【01)八雲学園 近藤校長本物アクティブラーニングを語る | トップページ | 東京女子学園 急激に変わる »

創造的アクティブラーニング(1)

☆文科省の高大接続システム会議や教育課程企画特別部会でオープンにされる資料を見ていると、変更点の内容が刻々と明らかになってきている。以前は大学入試改革の象徴的な図式は次の通りだった。

Photo

☆この図も今春ぐらいまでは、横軸がはっきりしていなかった。8月現在のものは、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」という3領域のレベル分けができている。縦軸はまだ「難度」イメージで明らかになっていないが、そのうちブルーム型のタキソノミーやCEFRのバージョンアップしたものが使われるだろう。

2
☆今回実に興味深いのは、「思考力・判断力・表現力」の思考が、「学習を通じた創造的思考」というキーワードで説明が加わっている点だ。

☆いよいよ「創造的思考」の登場だ。アクティブラーニングをやると、この「思考力」が上昇気流に乗って現れてくるから、それを抑えてはいけない。むしろ大いに解放しようということだろうか。

☆これで今後明らかになることは、知識-理解領域の知識活用型アクティブラーニングと論理的アクティブラーニング、そして創造的アクティブラーニングという具合に、アクティヴラーニングの3つのレベル分けがはっきりしてくるだろう。

☆さて、創造的思考と創造的アクティブラーニングは結局同じなのだろうか、違うのだろうか? 部分的には共通しているが、創造的アクティブラーニングの方が広い概念だ。でははみでているところはどこだろう。そんなことを考えてみたい。

|

« 2016年子どもに本当に必要な学校【01)八雲学園 近藤校長本物アクティブラーニングを語る | トップページ | 東京女子学園 急激に変わる »

教育イノベーション」カテゴリの記事