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工学院 教師のダイアローグ【01】 本当のアクティブラーニング

☆工学院もまた21世紀型教育3.0を驀進している学校です。工学院では、今はやりのアクティブラーニングという言葉は広報上使いますが、内部では、PIL×PBLと呼んでいます。

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(カリキュラムイノベーションチームは、定期的に工学院のPIL×PBLを授業観察やSP表などを「思考コード」に対照しながら、効果を検証しています)

☆というのもAL(アクティブラーニング)はPIL×PBLと共通するところもありますが、ズレているところもあるからなのですが、バズワードとしてALが世に広がり、イメージしやすいのはALなので、広報するときはALとPIL×PBLの両方を併用しているようです。

Pilpbl
☆ズレテイルところは、ALのコミュニケーション論は基本抑圧的コミュニケーションですね。ハウツー本をガンガン出している時点でそういうことです。ちゃんと探究レポートとかがやはり必要です。

☆要するにコミュニケ―ションの質が検討されないっまALのハウツー部分だけを紹介し、その抽象的にまとめた部分が定義だとしていますから、やはりPIL×PBLと似て非なるものであるかもしれません。

☆コペルニクス的転回のあと言語的転回があって、パラダイムシフトという社会科学や自然科学の世界では議論されています。教育は科学か道徳かとい議論があるかどうかわかりませんが、今のALの議論は、道徳の領域ですね。

☆効果の測定のしようがないからです。教師が言っていることが絶対という領域ですね。

☆センター試験で学力があがったなんていっているようでは、そもそも2020年大学入試改革という、教育を科学にしようというパラダイムシフトからはズレていることは明らかです。

☆工学院は、「思考コード」という仮説を立てて、それを基準にPIL×PBLと授業を構築し、定期テストも「思考コード」に合わせて作成し始め、とりあえずSP表で生徒の変化や授業の正当性・信頼性・妥当性などを検証し始めています。IRTは次の段階ということのようです。

☆本当のアクティブラーニングがあるとするならば、工学院のPIL×PBLとの研究開発プロセスに一致するものでしょう。

☆だからといって、工学院と同じになるかというと、ならないのです。それは「コード」の設定が各学校ちがうからです。たてば、かえつ有明も「知のコード」を設定しています。まだSP表など量的リサーチはしていませんが、工学院同様質的リサーチは開始しています。

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(教師の教師による教師のための研修がベースの工学院)

☆ですから、かえつ有明のアクティブラーニングは、工学院の研究開発プロセスと同じになっていきますから、内容は違っても本物のアクティブラーニングです。

☆つまり、プロセスは関数化できます。方程式化ですね。内容はコードのパラメータが違いますから、グラフの位置は変わってきます。しかし、それが独自性ということです。

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(システム思考とデザイン思考の差異と相互関係についてディスカッション)

☆ただ構成要素は同じになる必要があります。ところが、PIL×PBLとと似て非なるアクティブラーニングは、決定的にコミュニケーションの要素が違います。抑圧的ですから、PIL×PBLの授業で行われる対話(ダイアローグ)を阻害します。

☆能動的であればよいかというと、能動的に他者を抑圧するということはよくあることです。それはファシリテーターという教師の役割で回避できると言われるかもしれません。無言の抑圧もよくあることです。

☆バズワード化したアクティブラーニングのハウツー本の中には、同調圧力を感じるほど辛いものもあります。

☆いずれにしても、20世紀社会を前提にしたALでは、パラダイムシフトしていませんから子どもたちの未来の準備にはなりません。

工学院の教師のダイアローグは、21世紀社会を前提にしています。そこを明確に認識し、21世紀社会を生徒とともに創っていくことに挑戦している学校です。21世紀型教育といったとき、21世紀型パラダイム、21世紀型政治経済社会、21世紀型(自然×社会×精神)のエコシステムなどが大前提です。そこをクリティカルチェックしないでALを定義づけたところで、何も変わらないでしょう。

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