« かえつ有明 石川校長の哲学対話【01】 校長ビジョン | トップページ | 工学院 教師のダイアローグ【01】 本当のアクティブラーニング »

三田国際 超学校[03] オリジナルなグローバル教育

☆先月二子玉川に本社移転を完了した楽天の三木谷社長のこんなインタビュー記事が目に入りました。「楽天・三木谷社長は"牢屋"から飛び出した~クリムゾンハウス始動で何が変わったか」(東洋経済ONLINE2015年10月8日)がそれです。

Dsc04980
(中1の理科。実際に解剖しているシーン。大橋学園長も好奇心旺盛に生徒と語り合っています)

☆2015年楽天の二子玉川本社移転と用賀に完全に新しい学校として奇跡の学校となった三田国際とはどこかシンクロしているのだろうかと思っていたが、やはりそうでした。

Dsc04977
☆三木谷社長と大橋学園長が面識があるかどうかは知りません。そうではなく、時代の息吹ということです。もともと東急電鉄のアカデミックな都市計画で田園都市線はできています。

☆東急の創設者五島慶太翁は、最初は英語の教師の道を志していたんですが、「セルフヘルプ」というサミュエル・スマイルズの原文を読んでいるうちに、社会起業家になろうと転身して、東大に行ってそこから官僚になります。

☆そこで獲得したネットワークで、渋沢栄一と出会い、阪急電鉄の創設者小林一三の薫陶のもとで田園調布株式会社をサポートし、電鉄インフラの必要性を感じて西武電鉄と山の手エリアに接続する私鉄設置の競争を激しく行います。当時ピストル堤と強盗慶太の争いと言われたほど熾烈だったようです。

☆ピストル堤は軽井沢を中心とするリゾート開発と電鉄を結びつけました。強盗慶太は、大学、私立中高を居住地と結びつける電鉄ネットワークを構想しました。

☆今となってはどちらが良かったのかわかりませんが、田園都市線沿線は私立学校ゾーンになったわけです。

☆しかしながら、高齢化が進み、東急電鉄も未来構想で、もう一度五島慶太の田園都市構想をクリエイティブシティ構想にバージョンアップしてリフォーメーションしはじめました。五島慶太の最後の田園都市構想のたまプラーザもすばらしい都市になっていますし、二子玉川の開発は東急対高島屋でヒートアップしています。

☆私立学校と居住地となれば、知識基盤社会の空間としてはもってこいです。そこで楽天が二子玉川に移転してきたのは当然だし、クリエイティブシティにバージョンアップするとなると、インターナショナルスクールとICTコミュティは当然の話になるわけです。

ICTと英語の楽天が、英語とICTをベースとした21世紀型教育突出校三田国際と時代の精神を同期してしまうのは必然的流れでしょう。

☆同誌のインタビューで三木谷社長はこう回答しています。

山田:例えばシリコンバレー系の会社は、「本社に従え」というスタンスだと思います。シリコンバレーのルールで進めるから支社はローカルのやり方を変えろ、と。しかし、楽天の場合は本社が変わろうとしているわけですよね?

三木谷:そうしないとダメですからね。そもそも世界中のいろいろな人が集まっている「人種のるつぼ」といわれているアメリカの中でも、さらに最も国際化が進んでいるのがシリコンバレーです。日本とはまったく違う。日本は様々な文化が入ってきましたが、基本的には日本人が中心になっている国なので、成り立ちに大きな違いがあるわけです。

だったら、日本は世界で勝負できないのか、といったら、そうではない。僕は、『たかが英語!』という本でも書きましたが、例えばおもてなしのマインドセットであったり、あるいは一致団結の精神というものを国際化できたら、シリコンバレーとは違う形の強い企業が作れると真剣に考えているんです。

社内を歩けば分かりますが、「ここが本当に日本の企業なのか」というぐらい国際化されている。日本のサービスやっている部門も国際化しているため、ここで働いたインド人がインドに帰って楽天のサービス作る、という還流現象も起きてくる。これからは、それが楽しみです。

☆なんということでしょう。この話の文脈のシリコンバレーがグローバル教育においてはIB(国際バアロレア)やイギリスのAレベル、あるいはマイクロソフトが中心につくっている21世紀型スキルコミュニティです。

シリコンバレーとは違うグローバル企業をつくる志をもっている三木谷社長の“SOUL”とIBなどのコミュティとは違うグローバル教育を実行する志をもっている大橋学園長の“SOUL”は共鳴音を発しています。

☆時代の転機というのは、実におもしろい歴史を生み出すものです。

|

« かえつ有明 石川校長の哲学対話【01】 校長ビジョン | トップページ | 工学院 教師のダイアローグ【01】 本当のアクティブラーニング »

21世紀型教育」カテゴリの記事