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10・25第5回21会カンファレンス 根源的教育を受験生・保護者と共有

☆昨日10月25日(日)、天気は晴朗で、木枯らしの吹く中、東京女子学園で第5回21会カンファレンスが開催。先生方は、2016年は嵐を呼ぶ21会になる予感を抱きながら、あと85年間ある21世紀の未来からバックキャストして、いまここで子どもにとって必要な根源的教育について語り尽くし、保護者の方々は耳を傾けました。

受験生は未来につながるいまここで行われている思考力ワークショップを脳みそに汗しながら楽しみました。

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(東京女子学園理事長・校長實吉幹夫先生「21世紀型教育の哲学」)

☆カンファレンスは、「教育講演セクション」と「思考力ワークショップ」の二本立てで進みました。10時30分開幕16時閉幕という長時間カンファレンス。軽食(サンドイッチ)のランチの時間もとったぐらいです。受験生も、5時間連続授業で末端神経からの脳中枢までセンスデータが駆け巡り、3次元を超える多次元イマジネーションの世界に没入していました。

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(東京女子学園SGT:スーパーグローバルティーチャーによるIPad思考力ワークショップ。タブレットは、物語創造の翼を広げました)

☆教育講演セクションは、3部構成。第1部は、21世紀型教育をめぐる制度変更、それに動じないで、もっと未来を見据えた21会校の授業改革、それを反映する思考力テストという入試改革を俯瞰。その俯瞰する理論として、實吉先生から「21世紀型教育の哲学」が語られました。

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☆第2部では、第1部で俯瞰した本物の21世紀型教育の実践を、英語とSGH教育の2つのパネルディスカッションと桜丘の副校長品田先生によるICT教育の創造的実践の講演。

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☆第3部は、あと85年の間に21世紀社会が、人類史上第3の定常化プラトーをぶち破る大地殻変動期に突入したことを確認しながら、それに動じないで生き抜く“Soul”に基づいた学びを創る学校とは何かについて講演が続きました。

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☆そして、大激動期にあっても動じない普遍的根源的教育とは結局私立学校の建学の精神にほかならず、それは教育論から言えば、ブルームのタキソノミーやヴィゴツキーの最近接発達領域の復権であり、教育哲学でいえば、ジョン・デューイルネサンスであり、啓蒙思想でいえば、ルソー―カント―ヘーゲルのソクラテスダイアローグの永劫回帰なのであることが語られました。

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☆また、この21世紀型教育市場を受験市場で最初に発掘した首都圏模試センターの取締役山下氏からは、かえつ有明や工学院、聖学院とシンクロするような驚くべき新たな評価システムの開発についてリリースされました。

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☆一方、受験生は思考力ワークショップで、≪理数思考力≫として「サイエンス思考力」「数学的思考力」をフル回転させ、≪ランゲージアーツ≫として「論述記述型思考力」「iPad思考力」で想像の世界に想いを馳せ、≪発想転換力≫として「レゴ思考力」を身体と脳みそを思い切り循環させて楽しみました。

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☆このような学びのシーンが生まれる大前提は、SGTが発想、思考、センスデータを立ち上げる学びのマインドセットを学びの空間として創る空間デザイン力があるからです。このSGTの魂について、かえつ有明の佐野先生が教育講演セクションでも語りました。

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☆今回、カンファレンス会場校東京女子学園の先生方と生徒のみなさん総勢100名くらいが、会場運営をきめ細かく滞りながら進行していました。カンファレンスに参加する方々が何も心配することなく、講演に深く耳を傾け、ワークショップに没入できる学びの空間は、東京女子学園の先生方と生徒のみなさんのなせる業です。これが同学園の底力です。

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☆それにしても驚いたのは、5つのワークショップすべてに東京女子学園の先生と生徒さんがサポートにはいり、運営ばかりか、プログラムを促進するファシリテーターをやってのけていたことでした。同学園においてすべての授業でアクティブラーニングを行っているとは知っていましたが、この応用力に感動しないではいられませんでした。

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(T大生チューターといっしょにファシリテーターを行う東京女子学園の高2生!)

☆それにしても、NASAやシリコンバレーのIT企業でも活用されている発想転換力を立ち上げるレゴ思考力では、生徒は大いに学びと遊びのスイッチの切り替えを何度も行っていました。

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☆ワークショップはアクティブラーニング形式ですが、論述記述型思考力はチュータリング方式。

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☆それ以外のワークショップはプロジェクト型学習(PBL)方式でした。

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☆世にアクティブラーニングとは、定義があいまいでよくわからないなどというネガティブファンタジーで子どもたちの未来の道行きを見え無くしようとしている人もたくさんいます。

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☆子どもたちにとって、その道を共に開いてくれる21会校のSGT(スーパーグローバルティーチャー)は、悪の帝国と闘うジェダイさながらだったでしょう。

☆ネガティブファンタジーという虚無は今、子どもたちの心の底に自己否定感をどんどん拡張しています。その虚無と闘うSGTのネバーエンディングストリーはもう始まっているのです!

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