« 成蹊 本物の度合いが違いすぎる(3)ハークネスメソッド | トップページ | 2020年大学入試改革や次期学習指導要領の肝 »

2016中学入試 どうなる私立中学【22】 かえつ有明の帰国生人気の意味

☆昨日(10月17日)、かえつ有明は、午前中帰国生対象説明会、午後中学校説明会が開催され、いずれも会場は参加者でいっぱいになったということです。

3
写真は、グッドスクールコミュニティサイトを運営している(株)スタディエクステンションから

☆体験授業ではケンブリッジ大学卒業のダッツン先生によるTOK(英語で哲学授業)型のアクティブラーニングが行われました。

Photo
☆しかし、かえつ有明の英語の教師はダッツン先生のような外国人教師もたくさんいますが、日本人の英語の先生ももともと帰国生だったり、留学経験者ですから、同じようにTOK型アクティブラーニングを英語で行います。

2
☆そして、ここからが肝心なのですが、一般の英語のクラスでも、このような授業展開が広まっているということなのです。

☆この英語による哲学授業は、単純にコミュニカティブな授業を実施しているというような程度のものではなく、CEFRレベルでC1レベルまで、しかも4技能すべての領域にわたって行っていることの証なのです。

Dsc01902

(哲学対話やディスカッションのソクラテスメソッドについて語り合う石川校長とダッツン先生)

☆CEFRでは、A1A2レベルが日常会話レベル、B1B2レベルが新聞を中心としたレベルの言語を、グローバル市民として議論できるレベルです。そしてC1というのは大学の学士レベルのアカデミックな探究や議論ができるレベルの入り口です。

☆2020年大学入試改革において求められる英語力はB2までとされていますが、平均がB2で、その改革のワーキンググループの座長を務める吉田研作先生や同僚の池田真先生は、4技能すべてでなくても1技能でもC1レベルに達していないと、グローバルな舞台でアカデミックなやりとりができないとしているようです。

☆かえつ有明の帰国生入試の人気が高いのは、日本語がそれほど出来なくても、発想や思考力があれば、英語の力で入学できるし、その後日本語学習のフォローの機会も用意されているということもあるでしょう。

☆石川校長自身が帰国生の経験の持ち主であるので、帰国生を大学進学実績向上の道具として使ういくつかの帰国生人気校とは違うということが口コミで広まっているということもあるでしょう。

☆むしろ、帰国生の得難い体験の中から培われてきた発想革新を一般生と共感し合うコミュニケーションプログラム基盤を「サイエンス科」などで築きあがています。

☆相互に創造的自信をリスペクトし合う人間関係や信頼関係の絆をつくる創意工夫や対話を先生方が気遣うハッピーな場の存在が、人気の本当の理由かもしれません。

☆もちろん、留学生を受け入れたり、ケンブリッジを中心とする海外研修旅行など、ランゲージアーツのプログラムは多様にあります。

☆しかし、なんといっても内発的な多言語活動、発想革新を生徒1人ひとりが内燃させる学びの環境があるということが本質的な理由でしょう。

|

« 成蹊 本物の度合いが違いすぎる(3)ハークネスメソッド | トップページ | 2020年大学入試改革や次期学習指導要領の肝 »

21世紀型教育」カテゴリの記事