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本物アクティブラーニングは小さい問いで大きな問題解決を導く

☆今や誰でも語るアクティブラーニング。多くの先生方もいろいろな研修を受けています。私も講師を行いますが、参加された先生方に、こんな質問をよくされます。「〇〇先生や□□会社の研修に参加しましたが、本間さんのはそれらと違いました。どう理解したらよいでしょう」と。

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(東京女子学園のiPad思考力ワークショップ。物語を創造し編集するプログラム)

☆いろいろあってよいのではとお応えしています。ただ、私の場合は、個人ワーク、PIL、PBLとディスカッションの広がりとともに、最初の小さなさり気ない問題が、世界システムを構築するようなふくらみになっていけるような問いのデザインをしているつもりです。

☆個人ワーク、PILを組み合わせるのは、内発的な思考のエンジンをふかしてもらたいからで、そこでは、モヤットした問いかけが多いですね。これがよくないという大御所もいますが。。。

☆個人ワーク、PILまでは、PBLの問いとは違う問いです。一見関係のない問いかけをします。研修などでは、両者の関係を再びリフレクションする問いを挿入しますが、実際の授業では、時間がたつと生徒が内発的に気づくので、その問いをあえて挿入はしません。小さな問いの中に大きな問題解決の種があったと。

☆しかも慣れてくると、先回りする生徒が必ずでてくる(笑)ので、そこを想定して、実際にはそこではないところにもっとおもしろいアイデアがあるという頭のフェイントとしての問いを立てます。

☆今年私が行っている研修は、アクティブラーニングの基礎というか基本原理への気づきです。Beyond Bloomが背景テーマです。

☆ブルーム「型」タキソノミーをどのように授業やテストに反映し、脱構築していくか、その入り口にいっしょに立ちましょうというわけですから、レゴやiPadを使うこともなく、ポストイットとドコデモシートと多様な思考マップを使っての地味な研修になります。

☆それでも、ポストイットの使い方はたぶん工夫しているし、ドコデモシートは複数使うと、iPadのアプリの活用を超えます。思考マップは多数活用します。いわゆるあのマインドマップだけでは、内発的な思考を回転させることは限界がありますから。

☆何を言っているか、またまたわからないと言われるでしょう。とにも、正解が1つではない問いがアクティブラーニングの問いかけだというのは幻想です。

☆知識の問題と思考の問題は違うのだというのも間違いです。

☆ブルームのタキソノミーの知識段階の問い(解答は1つです)に、創造的な問いが内包されているのでなければおもしろくないですね。

☆問いというのは、内包だけでは苦しくなります。心の奥底をいくら覗いたって、ヒントは、外界にあるのです。コミュニケーションの中にあるのです。内包だけの説明会は、興味深いけれど、趣味が合う人しか集まりません。

☆問いというのは、外延だけではわかりやすいのですが、思考の回転スピードは加速しません。回転のためのエネルギー増大は内発性以外からは生まれないからです。外延だけの説明会はわかりやすいけれど、すぐに飽きられます。

☆いずれにしても、問いの作り方の学びは、研修はヒントに過ぎず、ましてハウツー本は全く役に立たず(ほとんど時間の無駄sです)、結局読書してセルフトレーニングを積む以外にないでしょう。個人ワークが意外やアクティブラーニングの肝ですね。

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☆まずは、宮台真司さんの「社会という荒野を生きる。」をクリティカルチェックするセルフトレーニングをしてみるとよいのではないでしょうか。「アリストテレス―トマス―ブローデル―宮台」につながる壮大なパースペクティブを広げながら、考えていかなければならないでしょう。

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☆宮台さんのレトリックについていけないという方は、広井良典さんの「ポスト資本主義」(岩波新書)をクリティカルチェックするセルフトレーニングをするのもよいかもしれません。「ポスト資本主義」ではおそらくダメでしょうから。

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