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成蹊 本物の度合いが違いすぎる(3)ハークネスメソッド

☆昨日(10月16日)、「私立学校初任者研修全国大会東日本」でワークショップの講師をさせていただきました。その際の主催者である日本私学教育研究所の研修会運営委員のお一人が成蹊の校長跡部清先生で、すっかりお世話になったのですが、そのとき成蹊はハークネスメソッドについて研究しているという話になったのです。

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(八雲の姉妹校ケイトスクールも、ハークネステーブルメソッドがベース)

☆八雲の姉妹校ケイトスクールがソクラテスメソッドを発展させたハークネステーブルメソッドを行っているということは知っていたのですが、成蹊でもと聴いて、iPhoneですぐに調べました。

☆すると、ハークネスメソッドとは、米国超名門校が多く採用している本物アクティブラーニングであり、ケイトスクール1校の学びの方法ではなく、いわゆる米国名門校グループがソクラテスメソッドを発展させ深化させている高次な普遍的なメソッドだったのです。

☆だから、成蹊だったのです。自分の無知をまたまた恥じました。しかし、ちょうど私が行うワークショップは、「アクティブラーニングの基礎」というアクティブラーニングの原理原則がテーマだったので、ハークネスメソッドと共通する原理をしっかり行うことが大事であると、かえって跡部先生に魂を入れられ、力をこめて進行することができました。

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(成蹊の留学生が日本語を学ぶスペースは、まさにハークネステーブルメソッドの空間そのもの)

☆成蹊の教師とは、「しっかりやりなさい」という押しつけではなく、このようにファシリテートして生徒の内側から意欲を燃やす対話力に満ちていると、身を持って知った貴重な一瞬の出来事でした。

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(校長室にもハークネステーブルメソッド空間)

☆私立学校の初任者研修ですから、公立とはとは異次元のアクティブラーニングとは何か?を追究することは意味のあることです。今後ハークネスメソッドを探求しなければとも感じたのです。

☆成蹊は米国名門校の中でもさらに名門の「The 10 Schoolのうち3つの名門校と海外研修や交換留学、授業法の研究などの交流をしています。

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(成蹊のキャンパスは、いたるところに対話空間が織り込まれている)

☆長年交流しているセント・ポールズ・スクールは、エドワード・ハークネスの母校ですが、この人物こそ米国名門私立高校・私立大学を物心両面から支えるフィランソロピストだったのです。

☆彼のテーブルを囲んで、ソクラテスよろしくディスカッションして本当の問いを見つけ、互いに思考を深め、テーブルから世界に貢献するアイデアや志を生んでいく方法を、名門校は「ハークネスメソッド」と呼んでいるのです。

☆10スクールは、いずれもこの方法を活用しています。この夏実際にフィリップス・エクスター・アカデミーの教師と成蹊の教師がこのハークネスメソッドについて勉強会をしたというこです。

10スクール(◎は成蹊と交流をしている)

フィリップス・アカデミー
◎フィリップス・エクセター・アカデミー
ディアフィールド・アカデミー
ザ・ローレンスビル・スクール
ザ・ヒル・スクール
◎セント・ポールズ・スクール
ザ・ルーミス・チャフィー・スクール
◎チョート・ローズマリー・ホール
ザ・タフト・スクール
ザ・ホチキス・スクール

☆フィリップス。エクスター・アカデミーの卒業生の中に、世界を席巻するベストセラー、『ダ・ヴィンチ・コード』の著者ダン・ブラウンがいます。そして、世界のコミュニケーションを大きく変えたイノベーター、Facebook創始者のマーク・ザッカーバーグがいます。

☆彼らは、もちろん「ハークネスメソッド」で育ちました。本物アクティブラーニングが、どれほど破格な成果をあげるかの有効な実例でしょう。

☆そして、この10スクールと共振する魂が存在している学校は、日本ではなんといっても成蹊だということなのです。

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