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11月23日公立中高一貫模試に向けて(3)

☆適性検査Ⅱは、なかなかすてきな問題が大きな問題3つめにありました。

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(前回同様、本間が独断と偏見で分析)

☆私の趣味としては、大問1や2は大切だと思います。ただただベタに理解をなぞっていくだけの問題だったり、グラフや表に数字を転記する問題ですが、分析の前提の作業ですから、プロセスとしては欠かせません。

☆しかしながら、少し易しすぎますね。この易しさは、小石川を受検して合格する生徒には、わかりきったことかもしれません。問題の正当性はわかるのですが、妥当性という点でどうなのかなと。

☆大問3は、難しいですが、仮説を論理的に検証していく問題で、私立学校の麻布学園でも一部出題しそうな問題です。

☆日常的な知識以外はいりません。与えられた条件を比較検討して、データを読み取っていけばできるすてきな問題です。

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☆適性検査Ⅲは、一見「知識」を問う問題は出題されていないのですが、受験勉強している生徒にとっては、すでに基礎知識としてインプットされているものばかりで、それがゆえにその知識を活用して理解しているかどうかを問う問題が、どの正答率の領域でも出題されています。

☆応用の領域は、やはり理解の延長で、別の事象に置き換えるだけですから、基本は受検勉強で学んでいるはずの「基礎知識」が前提になっています。

☆論理的思考がないと完成しないなあという程度の問題は1問しか出題されていません。

☆これは明らかに算数と理科の領域の中学入試問題です。

☆ここに到って、なぜ桜修館が人気なのか、ピンときました。

☆桜修館は、適性検査Ⅰも独自入試で、いつも図や写真などシンプルな素材を提示し、自分の考え方や感じ方を論述する問題です。今回は次の詩を提示して、500字以上600字以下で自分の考えを書かせています。

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☆情報が少ない分、イマジネーションを旺盛にしなくては書くべきものが生まれてきません。また文字に対する世間の常識を批判的に思考することもできるし、壮大な文字と人間のかかわりの歴史物語を創造的に思考することもできます。

☆桜修館に向けての受検の準備は、学びと遊びのバランスがよいので、モチベーションがあがりまくりですね。

☆そして、桜修館は適性検査Ⅲを採用していません。適性検査ⅠとⅡだけです。Ⅱも小石川のすてきな3つめの大問は共同作業問題として採用し、ほかの2題は独自問題にしています。

☆結局小石川の適性検査のⅡの2つの大きな問題は差し替えて、その分、小石川の適性検査Ⅲで出題したような理科や算数の問題で、日常的知識以外の知識を使う必要のない問題を作成し出題しています。

☆つまり、全体を通して論理的思考、クリティカルシンキング、クリエイティブシンキングに集中した適性検査問題に集約して、適性検査Ⅲを実施しないのです。

☆受験生にとっては、知識を憶えるトレーニングではなく、3種類の思考力をトレーニングする準備をすればよいのですから、学びの本質を体験しながら適性検査に臨めるわけです。しかも適性検査はⅠとⅡというシンプルな構成ですから、受検しやすい感覚もあります。

☆そのような頭脳の持ち主が入学する桜修館は大学合格実績もよいのです。今後都立の中高一貫校の中で絶対的な人気を誇ることになるでしょう。

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