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11月29日首都圏模試センター「最難関模試」父母会に向けて

☆11月29日(日)、首都圏模試センター主催の「最難関模試」が開催されます。私は、工学院会場の父母会で語ります。何を話そうかまとめている最中ですが、先日の公立中高一貫模試で話す機会を得たことによって、今後の私立公立の中高一貫教育のパースペクティブが少し見えてきました。

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☆私立だけ見ていると、20世紀型教育と21世紀型教育が互いに対峙しているようにみえるのですが、公立中高一貫校と都立日比谷高校を含む東京都のグローバル10の動きを重ね合わせると、明らかに日本の中等教育は、20世紀型教育から21世紀型教育へシフトしていることがわかります。

☆今回の「最難関模試」の「判定校」を、この流れに沿って分類してみました。

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☆すると、難関校も教育イノベーションを起こして変わろうとしているのがわかります。また、中学受験市場において女子校全体が勢いのないのは、女子難関校が変わろうとしていないので、変化を生み出している多くの中堅女子校の重石になっているということも推察できます。

☆逆に男子校、共学校が勢いがよい流れになっているのは、やはり教育イノベーションを生み出している学校の割合が高いからです。

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☆私立中高一貫校のトレンドを整理してみると、次のようになります。

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☆21世紀型教育1.0と2.0の違いは、1.0には次のような方程式がないところにあります。

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☆この方程式は21会共有のものですが、完璧に実行している学校は、三田国際学園です。そのことを知らない人は、今やだれもいないでしょう。さて、しかし、時代は加速しています。21世紀型教育3.0がはやくも要請されています。AIのディープランニングによって、AIを使いこなすユニバーサル・クリエイティブ・クラスの誕生が期待されています。

☆このフェーズのモデル校はおそらく今の上記難関校と次の学校の中から登場してくるでしょう。

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☆さて、「最難関模試」の難関校の入試問題について考えましょう。この難関校のなかで難関入試問題の標準的な問題を出題するのは豊島岡女子です。例によってタキソノミー分析をしてみました。

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☆クレーの四角で囲んだ問題は、はっきりいってIRTでいえば識別力が弱く、くじ引き的な要素が強い問題なので、運を天にまかせ、赤色の四角で囲んだ問題に集中しましょう。この問題は解き方が見通せれば確実にできます。

☆青色の四角で囲んだ問題は、いわゆる御三家では確実に解けないと合否に大きくかかわります。それ以外の難関校ではそれほど問題にならないかもしれません。

☆さて、おもしろいことに偏差値では難関校に及ばない学校のうち21世紀型教育2.0の学校は思考力テストを実施しています。適性検査型とは違い、豊島岡の赤い色の四角で囲んだ問題を中心に徹底的に考えていく問題を出題しています。

☆かえつ有明、聖学院、工学院、富士見丘は、その対策講座も行っています。偏差値53くらいで、難関校を受検しようと思っている生徒は、この対策講座を活用してみるのもよいですね。

☆公立中高一貫校に合格する生徒の偏差値は60以上ありますが、このレベルの受検生は、実際に活用しています。

☆父母会当日話をしますが、麻布や開成、筑駒はα「知識・理解・応用レベル」では差が付きません。ω「論理的思考・批判的思考・創造的思考レベル」で差が付きます。

☆不思議なことに、Ⅰ「αレベルができて、ωレベルができない」ケース、Ⅱ「αレベルもωレベルもできる」ケース以外に、Ⅲ「αレベルが出来ないけれど、ωレベルは出来る」ケースの生徒がいます。

☆21世紀型教育2.0では、Ⅲのケースの生徒を受け入れます。今までは、思考力テストがなかったので、Ⅲのケースの生徒は見過ごされてきました。

☆しかし、Ⅲのケースにとてつもない才能者がいるものなのです。

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