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富士見丘 未来を拓くモデル校【04】画期的思考力テスト

☆富士見丘の中学説明会では、「思考力テスト」の体験ワークショップも行われていました。2016年中学入試における各校の「思考力テスト」はどれも画期的ですが、その中でも富士見丘の思考力は実におもしろいのです。

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☆「教科横断的」とか「思考のエンジンとしてのICT」などという言葉はよく聴きますが、これをプログラム化しているところは、まだ少ないでしょう。ところが、富士見丘はそれを実現してしまっています。

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☆「読解リテラシー」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」「問題解決能力」「協働形成力」などを横断する能力とは何でしょう?メタファーとしては「暗号解読・制作」力です。

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☆ゲームの切り口から言えば、「ルールの発見」「ルールの活用」「ルールの応用」「ルールのロジック作成」「ルールのロジックの再編成」「新しいルールの創造」ということ能力となるでしょうか。

☆ここでいうゲームの切り口は、今でいうゲーミフィケーションを指すでしょうが、もともとは文化人類学的あるいは歴史学的には、ホイジンガーの「ホモ・ルーデンス」やカイヨワの「遊びと人間」に通じるものですね。

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☆そんな教養的な背景のある教師陣が作成した「思考力セミナー」はたんなる入試選抜テストではありません。SGH指定校としての同校のアドミッションポリシーが濃厚に反映しているのです。

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☆さて、今回の富士見丘の思考力テストでは、暗号のルールを見つけるには、まずは暗号で遊ぶという問いが設定されています。

☆遊びは、フロー状態をすぐに設定するし、好奇心・オープンマインド・なぜだろうというマインドセットが立ちあがります。

☆そこから、見つけたルールを活用しながら、ルールを論理的に説明する問いが設定されています。

☆その際、iPadを活用して、ネット上にある暗号解読の情報を収集することができます。

☆イメージはAIのディープラーニングです。最初記憶されていない知識を、ネット上の情報を収集しながら、知識を学習していく最近の進化したAI。そのうえで、自分で独自の暗号を作成します。

☆その創造的思考は、もはやAIを超えるわけですね。今改訂作業が行われている学習指導要領では、「学習を通じた創造的思考力」を養うことを目標としています。

☆思いつきも創造力ですが、富士見丘の思考力テストのように、遊びからはじまり、論理的にメタ認知し、そのような「学習を通じ」て、最終的に「創造的思考」の領域に達するというのは、まさに新学習指導要領の先駆けプログラムです。

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☆それにしても、中学受験生は、iPadもなんなく使いこなします。時代は明らかに変わりました。彼女たちは、21世紀に生まれているのです。いい加減20世紀型教育を保守する学校は、富士見丘学園のように、変わってほしいものです。

☆自分中心ではなく、彼女たちの目になって眺めてほしいですね。彼女たちの感覚では、20世紀の時代は、尊敬はするけれど、伝統的なやり方ですねということになっているのですから。

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