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2016中学入試 どうなる私立中学【40】2017年に神奈川エリアは変わる

☆神奈川エリアの私立中高一貫校は、東京や千葉埼玉エリアの私立中高一貫校に比べ、21世紀型教育に舵をきる学校は、今のところ少ないですね。しかし、その準備はできており、2017年には大きく動き出します。したがって、併願校でまだ迷っている場合、自分の子どもが入学後1年後の神奈川の教育環境の変化を予想しておくことはポイントかもしれません。

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☆12月14日、神奈川県は、中長期を展望して「県立高校改革実施計画【案】」を公開しました。その内容は、当然ながら2020年大学入試改革を見据えていますから、自ずと21世紀型教育やグローバル教育の路線に向かっています。

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☆21世紀型教育とかグローバル教育となると、当然大学進学実績は多様性の中の1つになって相対化されます。そして、グローバル教育といえば、IB(国際バカロレア)の設置とSGH(スーパーグローバルハイスクール)の強化も当然ということになります。

☆まだ、日比谷のように進学重点教育とグローバル教育の2軸を計画しているインパクトのある高校が出現していませんが、IB校やSGH校は実績がでますから、その時点で日比谷のようなインパクトを与えます。しかし、それは2,3年先のことなので、今は神奈川エリアの教育が大きく変わるという実感は、私学側も受験生側もないでしょう。

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☆特に学力向上進学重点校の条件は次の5つだそうですから、驚きです。

1 めざす生徒像を見据えて、課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び(いわゆる「アクティブ・ラーニング」)のある教科指導等を展開し、高いレベ
ルの思考力・判断力・表現力等の能力の育成を図るため、各学校において達成すべき学力水準を示している。
2 県教育委員会が実施する生徒学力調査(2学年)の結果により、高い学力を身に付けさせている。
3 生徒の7割以上が在学期間中に、英語検定2級程度以上のレベルを達成し、高い英語力を習得している。
4 生徒の探究活動や全国規模の大会等での取組みなど、学校の教育活動全体を通じて、豊かな人間性や社会性を育み、その成果をあげている。
5 全県立高校の中で、いわゆる難関と称される大学への現役進学において高い実績をあげている。

☆大胆ですね。しかし、だからこそ私立中高一貫校を選択する場合、先を見通しておくことが必要なのです。法政女子が2018年度、共学校化し、「法政大学国際高等学校(仮称)」と名称変更すると言われているみたいです。まるで「三田国際」の後を追っているかのようではないですか。法政女子は、現代段階ですでにSGH校です。

☆法政第二が2016年から共学化しますから、「法政大学国際高等学校」も中高一貫校化するのも時間の問題ですね。もちろん、手続き的に厄介そうですが。

☆それから、横浜市立南高等学校付属中学校も、偏差値も高いし、人気も高いし、大学合格実績も伸びていて注目を浴びていますが、ここもSGHです。東大とかが出ると、日比谷とベクトルが合ってきますね。

☆しかし、神奈川エリアの私立学校にとって衝撃なのは、県立横浜国際が自治体挙げてIBスクールとして支援するということです。IBコースを設置した都立国際が、すでに人気が高まり、日比谷や小石川中等教育学校の舵をグローバル路線に切らせたように、教育改革の波を神奈川エリアに導くからです。

☆今回の2020年大学入試改革は、国も自治体も知識基盤社会に変われるかどうかの瀬戸際に立たされています。それは国際情勢に迫られているといっても過言ではありませんから、待ったなしなのです。したがって、公立学校はロールモデル校になけなしの予算を集中させます。

☆グローバル戦略にはまっていくわけですが、よくもわるくも、グローバルは今まで絶対的ともいえる価値観を相対化してしまいます。神奈川エリアの大学進学実績という価値観だけに依存してきた私立学校は相当危機感をもっているでしょう。しかし、この事態がわかっていたのに、備えることができなかった私学は、これから大きく変わるのは、なかなか難しいですね。

☆わかっていたのに、変われなかったのは、変わらなかったからです。学内の教職員の意識改革がうまくいかない、経営的にリスクテークする体力がないなど様々な理由があるでしょう。

☆すでにSGH校である横浜サイエンスフロンティア高等学校は、2017年に中高一貫校になる予定です。大学進学実績が低迷しているから、人気はでないと評する識者もいますが、2017年には、そんな尺度は相対化していますから、人気がでるのが潮流です。

☆本当は、SGH校である公文国際が大きな動きをしてくれると、もっと改革の風が吹くのですが、湘南の風は、湘南学園や逗子開成によるほうが速いかもしれません。

☆とにかく、公立学校が、子どもの未来に備える覚悟を決めているときに、斜めに構えてうまくいかないだろうと嘯いているのは、はたしてよいのでしょうか。それは、私事の自己決定ですから、みなさまの判断に任せますが、ここ2,3年で起こる神奈川エリアの教育大転換に備えている21世紀型教育をすでに行っている私立中高一貫校はどこでしょう。次のリストをご参照ください。

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