« 2016年中学入試情報【15】倍率速報と模試情報で注目校⑥ | トップページ | 2016年中学入試情報【16】倍率速報と模試情報で注目校⑦ »

工学院 教師のダイアローグ【06】 日本の子どものための教育のうねり生まれる

☆この2年間、工学院は自校の授業改革・教育改革というイノベーションに「挑戦」し、新しいアクティブラーニング「PIL×PBL型授業」のモデルを「創造」してきました。そして、「挑戦×創造×貢献」という校訓通り、自校モデルを他校といっしょに共有し、教育イノベーションのうねりを生み出しているのです。その共有の場として第2回目の研究報告会を2月17日に開催します。

Dsc04615
(工学院の教育改革に挑戦・創造しているIチーム=カリキュラムイノベーションチームのメンバー。他校とイノベーションをシェアして日本の教育に貢献しているSGT=スーパーグローバルティーチャー)

Photo2


申込み要領などコチラ→「school19.pdf」をダウンロード

☆アクティブラーニングは今大流行りですが、依然教師の教授法として騒がれています。この段階で、大いに間違っています。

☆だから、アクティブとパッシブは二項対立になっています。これでは、生徒は成長しません。

☆アクティブラーニングとって、生徒がパッシブにポテンシャルを豊かにしてくことが大前提です。ましてパッシブはパッションの派生語だとしたら、内なる情熱を燃やすことでもあります。欠かせない重要な条件です。

☆もともと欧米のリベラルアーツの対話法からアクティブラーニングは生まれていますから、アリストテレス的世界観の伝統をずっと継承しています。ポテンシャルをアクトする(可能態を現実態にする)存在論がベースなのです。

☆IBのTOKなどもそうですね。この意味で、ポテンシャルをどのように育むのかが重要になってきます。なんだヨーロッパの文化じゃないかと思うかもしれません。しかし、プラトン、アリストテレス時代は、ギリシャ哲学はアジアの思想です。西洋はゲルマン民族の大移動まで、果たして文化的なヨーロッパという概念を持っていたかどうか議論がわかれるでしょう。啓蒙思想までやはり儒学はヨーロッパ思想に影響を与えていたとも言われています。

Dsc05185

(生徒1人ひとりの数学的思考力を組み立てていく鐘ヶ江先生。生徒の最近接発達領域を見出すのが巧みなSGT)

☆大航海で、やっとヨーロッパは世界を把握し始めす。それまではアジアの思想が世界思想だったといっても過言ではありません。なんで、こんなことを言っているかというと、アクティブラーニングはすでにやっていたとか、戦後教育の学習指導要領ですでに行われていた、なんで今更という、非歴史観が今の日本の教育界にはありますが、そんな考えはもうやめましょうということを言いたかったのです。歴史をたどれば切がないのです。

☆大事なことは、生徒の未来です。とにも、ポテンシャルは生徒1人ひとり違います。その違いがアクティブラーニングによって現実態として表出してきたとき、独りひとりの才能が輝くのです。つまり、アクティブラーニングは教師の教授法である限界を超えて、生徒のポテンシャルを育てる環境でなければならないのです。

☆パッシブを排除して、アクティブばかり目を向けていると、マインドなきスキル中心の授業になってしまいます。

☆さて、そのような危険性を乗り越えるには、ポテンシャルを育てるシステムが前提になります。なぜシステムかというと、達人の教師ばかりができるでは困るのです。すべての教員が一丸となってポテンシャルを育み才能を引き出すアクティブラーニングを行うカリキュラムマネジメントを行うには、システム思考が大切です。

☆それを支えるのが、工学院「思考コード」です。2月17日は、このコードの説明とコードを定期テストに当てはめたときに何が見えるかまで体験できるワークショップが企画されていると聞き及んでいます。アクティブラーニングは、このシステム思考を舞台裏にして授業という表舞台で演じられるます。教室という舞台で行われる授業は「デザイン思考」が支えているのが工学院です。

Dsc04694
(職員会議で研究報告のシナリオを説明しシェアするSGT。左から田中先生、太田先生、加藤先生)

☆2015年4月からハイブリッドインターナショナルクラスが開設されましたが、その担任に高橋一也先生がスカウトされました。高橋先生は、「世界の教師トップ50」に選出された英語科教諭ですが、専門は英文学や哲学です。

Photo_2

☆世界のトップ50のSGTも揃い、工学院のSGTが集うIチームは、大いに盛りあがっています。

Photo_3

とことん生徒1人ひとりの才能を伸ばす「希望の私学」工学院のうねりが、社会に世界にインパクトを与えていくことになるでしょう。

|

« 2016年中学入試情報【15】倍率速報と模試情報で注目校⑥ | トップページ | 2016年中学入試情報【16】倍率速報と模試情報で注目校⑦ »

21世紀型教育」カテゴリの記事