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2016年中学入試情報【09】模試志望者数で注目校⑥

☆男子校佼成学園は、東大をはじめとする難関大学の進路指導が実に丁寧に行われています。放課後学習、講習、補講、チューターによるサポートなど充実しています。一方でiPadなどの導入を完備し、21世紀型スキルを体得する未来志向の路線も備えています。

☆文武両立や現実路線と未来路線の両立ができるのは、世界に通じるマインドのある学校であるからです。

☆それゆえ、この混迷の世界にあって、自分軸をしっかりもって歩けるようになる同学園は、2016年の入試における生徒募集では前年対比130%を超える勢いになると予想します。

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☆佼成学園女子も、SGH(スーパーグローバルハイスクール)指定校としての高校のプログラムの成果がようやく中学受験生にも知られるようになってきました。SGHというのは、2020年大学入試改革に伴う新しいグローバル教育を牽引するモデルという位置づけになっています。この認識が中学受験市場に浸透たとき人気が出てくるでしょう。

☆SGHといえば、共学校の順天、女子校の富士見丘が、王道を歩いています。中学のときからプレSGHともいうべきプログラムを実施していますから、日本の中高におけるグローバル教育牽引校としてのミッションが共鳴共感を生んでいます。

☆渋谷教育学園渋谷及び渋谷教育学園幕張もSGH校で、すでに破格の海外大学進学実績を出しています。しかし、田村理事長の意に反して、受験市場は東大合格実績に目が向いています。このパラドクスをいかに同学園グループの教師は解こうとするか。もし解決したら、不動の最高の中高モデルになるでしょう。教師陣の力量に期待です。

☆香蘭は、強固な聖公会ビジョンを遂行していますから、そのプライドと誇りは固定ファン層の心をしっかりつかんでいます。安定した生徒募集となるでしょう。

☆実践女子は、いちはやくグローバル教育に取り組み、人気をほしいままにした時代があります。今は安定期を迎えているといえるでしょう。

☆品川女子は、SGHで、キャリア教育の先駆的人気校でした。安定期を迎えましたが、実践女子のようにグローバル教育の新しいコミュニティシップを求めるより、マクドナルドに代表されるような20世紀型経営や経済を土台としているため、方向がずれてくる可能性があります。

☆社会学的な反省ができる教師陣がいない場合、市場のニーズだけで動きますから、華やかですが時代を読み違える場合もあります。

☆21世紀型教育を20世紀型経済社会でとらえている学校と21世紀型教育は21世紀型経済社会にというビジョンがある学校との差が開いていてくる時代です。品川女子の動向は私立学校全体の今後の動向をさぐるバロメータになるでしょう。

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